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Written by KALONSNET Editor
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Published: December 27 2011 |
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2011年12月25日、日本のインダストリアルデザイナーの草分けとして知られる柳宗理が肺炎で亡くなった。享年96歳。
柳宗理は1915年、東京都原宿生まれ。民芸運動の創始者である柳宗悦を父に持ち、東京美術学校(現・東京芸術大学)洋画科へ入学。ル・コルビュジエを知り、デザインの世界に進むようになる。第二次世界大戦後、インダストリアルデザイナーとして活動を始め、1950年に柳インダストリアルデザイン研究所を開設、1953年に柳工業デザイン研究会を設立した。1957年、第11回ミラノ・トリエンナーレで「バタフライスツール」(天童木工製作)が金賞を受賞。作品が、ニューヨーク近代美術館、アムステルダムのステドリック美術館、ルーブル美術館などに収蔵され、世界的に活躍した。家具や、テーブルウエアのほか、札幌オリンピック聖火台、東名高速道路足柄橋、東京料金所防音壁、関越自動車道路関越トンネル坑口など、幅広い製品を手掛け、1981年紫綬褒章受賞、2002年には文化功労者として選出された。2007年に開催された、東京国立近代美術館での大規模な回顧展も記憶に新しい。(文中、敬称略)
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Last Updated on December 27 2011 |