東日本大震災以後、これまでの価値感や生き方、暮し方に対し見直しを余儀なくされている。そして新たな社会を作り出していくとき、担い手となるのは、大人よりこどもの存在ではないだろうか。 今年度のアートミーツケア学会2011年度総会・京都大会では、「こども」をキーワードに、ケアやアートについてさまざまなトークや発表が行われる。大震災を機に、さまざまな「ケア」が求められる今、ケアとアートはどうなっているのか。今大会を通して、その現状と今後を展望する機会としたい。
【開催概要】 アートミーツケア学会2011年度総会・京都大会 日程 2011年11月26日(土)・27日(日)要申込 *25日(金)スタディツアー 会場 京都造形芸術大学(京都・瓜生山キャンパス) ギャルリ・オーブ、他 参加申込・参加費・プログラムの詳細は、ウェブサイト参照 http://popo.or.jp/artmeetscare/news/2011/11/2011-1.html
【プログラム】 11月25日(金) 13:45 集合:京都府立医科大学附属病院正面玄関 14:00‐17:00 スタディツアー 京都府立医科大学小児医療センター・京都大学総合博物館「Inclusive Design Now 2011」展 案内人:柊伸江(みっくすさいだー代表、京都聖母女学院短期大学非常勤講師) 渡邉あい子(立命館大学大学院先端総合学術研究科博士後期課程、佛教大学非常勤講師)
11月26日(土) 12:30‐13:00 受付 13:00‐13:40 開会・あいさつ 13:40‐13:50 オリエンテーション 13:50‐16:50 クロストーク「こども」から考えるケアとアート――大震災を経て 菅野浪男(羽山の森美術館運営委員、元酪農家) 小林傳司(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授) 坂上香(映像作家、NPO法人out of frame代表) 島田誠(ギャラリー島田代表、公益財団法人神戸文化支援基金理事長) 関口怜子(ハート&アート空間BeI代表) 西村高宏(東北文化学園大学医療福祉学部准教授) 原坂一郎(こどもコンサルタント) 松下弓月(福生山宝善院副住職、インターネット寺院「彼岸寺」編集長) 目黒実(九州大学特任教授、京都造形芸術大学客員教授) 横濱千尋(京都造形芸術大学映画学科俳優コース四回生) 進行:本間直樹(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授) 16:50‐17:00 休憩 17:00‐17:30 展示(ポスター)発表 17:30‐19:30 交流会
11月27日(日) 9:00‐9:30 受付 9:30‐10:00 アートミーツケア学会2011年度総会 10:10‐12:10 プレゼンテーション(応募者による研究発表、実践報告、ワークショップ) 12:10‐13:30 休憩 13:30‐15:30 分科会A-D(選択制:下記A-Dからお選びください) 分科会A "その人"に寄り添うということ――被災地でのアート活動について 関口怜子(ハート&アート空間BeI代表) 高橋伸行(やさしい美術プロジェクトディレクター、名古屋造形大学准教授) 聞き手:森口ゆたか(美術家、NPO法人アーツプロジェクト代表)
分科会B 震災と原発についてのこどもたちとの対話プロジェクト報告 高橋 綾(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教員) 辻 明典(大阪大学大学院文学研究科博士前期課程) 本間直樹(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授)
分科会C 人はなぜ表現するのか?―― 内なるこどもからアートとケアを考える 加藤ゆみ(NPO法人こどもアート代表) 三ツ木紀英 (アートプランナー、NPO法人芸術資源開発機構理事) 片岡祐介(打楽器奏者、作曲家) ファシリテーター:水野哲雄(京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科教授)
分科会D 日本ボランティア学会ジョイントセッション いのちの萌える場所へ――原発危機から、子ども・動物・自然を考える 菅野浪男(羽山の森美術館運営委員、元酪農家) 大塚 愛(子ども未来・愛ネットワーク代表) 寄田勝彦(ホース・インタープリター、NPO法人インフォメーションセンター代表理事) コメンテーター:坂上 香(映像作家、NPO法人out of frame代表) コーディネーター:原田麻以(NPO法人こえとことばとこころの部屋東北出張所長、日本ボランティア学会運営委員) 15:45‐17:15 ワールドカフェ 17:15 終了
アートミーツケア学会 http://popo.or.jp/artmeetscare/
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