DROP ME ! |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 11月 07日 |
かつて、横浜の労働者を支えてきた下町ー若葉町は、タイ、中国、韓国などを始めとする飲食店が立ち並び、他の町ではなかなか見ることのできないマルチ・エスニックな雰囲気を醸しています。その一角にある本展の会場「nitehi works」ここは、築40年以上の銀行をリノベーションしたオルタナティブ・スペースで、吹き抜け構造や当時使用されていた金庫がそのまま残されており、キュレーションの新たな可能性を予感させてくれます。 本展では、作品とその外側との「繋がり」や「関係性」を意識させるアーティスト6組が、それぞれのアプローチによって開催地域のリサーチ/フィードバックや、鑑賞者との対話を行います。ひとすじの雫が滴り落ち、深く、緩やかに浸透していく運動のように、展覧会が町というコミュニティに歩み寄り、繋がり、親和性をもつことへの願いから、本展のタイトルを「Drop Me !」としました。 「アートは、個性的な(場と)交渉/関係することによってどのような変容を遂げるのか」という問いは、他者や事象との触れ合いをユニークで多様なものにしてくれます。 「DROP ME!」展は、若葉町の新しい姿を見せてくれます。 出展作家: 総合アドバイザー:長谷川祐子(多摩美術大学美術学部芸術学科教授、東京都現代美術館チーフキュレーター) ※全文提供: 多摩美術大学 美術学部芸術学科 展覧会設計Ⅰ 長谷川祐子ゼミ 会期: 2011年11月17日(木)-2011年11月23日(水・祝) |
最終更新 2011年 11月 17日 |