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AMA展-Art Meets Amagasaki
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 10月 22日

画像提供:あまがさき・街のみどころご案内委員会

尼崎。通称「あま」。
華やかな商店街、立ち並ぶ工場、行き交う人びと—それらが混在する尼崎は永きにわたり独特の文化を築き上げてきました。それと同時に、歴史的建築物も大切に守り伝えてきたということを忘れてはなりません。尼崎城址や寺町、そして「旧尼崎警察署」もそのひとつと言えるでしょう。

阪神尼崎駅から南東部(城内地区)に位置する当地は、大正15年~昭和45年まで警察署として使用され、そののち市役所出張所、児童館として多くの市民に親しまれました。その内部は、当時の建築様式をありのまま伝える実在の資料として、貴重な点を多く有しています。とりわけ地下の留置所跡では、かつての生々しい空気が残されている一方、児童館跡では、子どもたちの戯れる朗らかな光景が想起されます。しかし、阪神・淡路大震災による使用休止以後、手つかずのまま放置されてきたこともまた事実です。このように、建物内にはいくつもの時代と、多くの人びとが刻み込んでいった様々な痕跡が存在しています。この稀にみる環境が単なる“廃墟”と化してしまうことを大変心苦しく思います。「アート」なら、その自由な発想力を活かして新たな魅力を引き出し、廃墟から再生へ繋げられるのではないか。そうした期待が、本展のテーマとなっています。

「AMA-Art Meets Amagasaki」展では、昨年、尼崎市総合文化センターでの「美術の中の動物たち」展に出品した現代美術作家・名和晃平氏をアドバイザーに迎え、このテーマを彼の周辺で活動する若手アーティストたちへと託し、「あま」の新たな一面を見出すことを目的としています。アートと建築の出逢い、アートと尼崎の出逢い、そこから生じる化学反応とは?若い感性を通じて、「あま」を検証します。

【出品作家】
浅野 夕紀、井上 涼、小笠原 周、川上 大介、川北 ゆう、北野 諒、小宮 太郎、坂井 良太、田中 幹、藤井 まり子、古田 千咲、北條 裕人、室 論志

【関連プログラム】

■ライブパフォーマンス「TIME PAINTING at 旧尼崎警察署」
日時:2011年11月12日(土)15時〜16時30分
会場:旧尼崎警察署1階
定員:先着30名

出演:
【アーティスト】
仙石彬人[TIME PAINTING, visual]
【ミュージシャン】
K-TARO (K-106) [Sax]
Hatch (The Creator's Convention) [Guitar]
番長 (BAGDAD CAFE THE trench town/AFNICA) [Percussion]
ゴ→ (PUMPKING) [Dance]

上演時間: 90 分(2部構成)
企画:AMA展実行委員会
※施設の電力の都合上、ライブペインティング公演中は、他の展示会場の電源を停止いたします。

■出品作家によるAMA展ツアー
日時:2011年11月19日(土)
午前の部: 11時〜
午後の部: 13時30分〜
時間:30分〜60分程度
会場:旧尼崎警察署1階・地下の展示会場
定員:いずれも先着10名
企画:AMA展実行委員会

■近代建築保存活用シンポジウム第2回
日時:2011年11月20日(日)13時~15時
基調講演 「近代建築および産業遺産の再生と活用-ヨーロッパの事例を中心に-」
講演者:京都工芸繊維大学助教 笠原 一人
パネリスト:
市立地域研究史料館 西村豪
岡崎勝宏建築研究所 岡崎勝宏
コーディネーター:(株)地域環境計画研究所 綱本武雄
企画:あまがさき市民まちづくり研究会、サロン・ド・サモン

■第13回あまがさき市民まちづくりフォーラム 発表会
日時:2011年11月20日(日)15時~16時
「私のあまがさきお気に入り~わたしのお気に入りスポット~」
企画:あまがさき市民まちづくり研究会、サロン・ド・サモン
※施設の電力の都合上、講演中は他の展示会場の電源を停止いたします。

お問い合せ : 尼崎市 企画財政局 政策室 計画担当 (電話 : 06-6489-6147)

※全文提供: あまがさき・街のみどころご案内委員会


会期: 2011年11月12日(土)~11月23日(水・祝)※会期中無休
時間:  平日:12時~16時 /土日:10時〜17時/最終日:10時〜15時(入場はいずれも閉場30分前まで)
会場: 旧尼崎警察署(旧城内児童館)尼崎市北城内48−4
資料代:100円(展覧会資料をご来場の際にお渡しします。)


最終更新 2011年 11月 12日
 

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