「紅彫画」(べにぼりえ)とは、板に下絵を描き、イメージする色彩を絵の具や箔で塗り重ねて層をつくり、彫刻刀で彫り、削ることによって作品を完成させます。

森田さん独自の技法を「紅彫画」と名付けています。作品は立体感があり独特の奥深い光彩を放っています。

このたびは、琵琶湖を巡る自然と湖南の善水寺の760年につくられた可愛い秘仏・誕生仏や湖北に点在する古寺の11面観音像もご覧願います。近江の四季折々の静かな佇まいに癒される思いがします。

森田洋子（Morita Hiroko)
1972年　京都精花短期大学（現、京都精華大学）美術科卒業
1974年　独立展初入選（89京都新聞社賞）関西独立展で各賞受賞
1991年　フランス在住（～92）
1999年　紅彫画の制作活動を始める～2011年　京都、大阪、東京で個展
2001年　綾部市展審査員（02, 03）
2002年　森田洋子紅彫画展　かわらミュージアム企画
2003年　近江の風景を彫る紅彫画展（泰荘町歴史文化資料館）
2010年　森田洋子の世界展（滋賀県立近代美術館ギャラリー）
2011年　米原市展審査員　日本美術家連盟会員

※全文提供：　ワイアートギャラリー

会期：　2011年10月13日（木）～2011年10月19日（水）
会場：　京阪百貨店守口店６階　京阪美術画廊Ⅱ （大阪府守口市河原町8-3）