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パスカル・グラボ・エベルリ:Perception and Identity
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 10月 12日

《Identity》| 2010年|ハーネミューレ紙、インクジェットプリント | B1(72.8 x 103cm)| Copyright© Pascal Gravot Haeberli | 画像提供:マキイマサルファインアーツ

Perception and Identity - 知覚と本質
私は意識が周りの世界とどう関わりあっているかを追求しています。

何が事実なのか?
何が確実なのか?
何が誤りで何が正しいのか?

ものは認識されると、自然に、ものとしての実体をもつようになります。この実体は、見る人の意識の中に記録されるように、認識される過程でできあがっていきます。
それぞれのものは、見る人によって、さまざまにその実体を変えることができるわけです。

例えばテーブルがテーブルに見えるのは、私たちがそう学習したからですが、もしその一部しか見なかったり、置き方をかえたり、或いは違った観点からみると、認識されるものは変わってきます。

その結果、最終的に見えるものは、見たことのないものかもしれません。
つまり、テーブルとしてあるものも、いろいろと違って見えるということです。
人生も同じでしょう。

ものを興味深く見ることによって、周りの世界との相互作用の平衡を破りたいと思っています。
-パスカル・グラボ・エベルリ

パスカル・グラボ・エベルリ Pascal Gravot Haeberli
フランス/ スイス人作家。東京在住。
何年もの間、写真に対して強い興味を抱いていました。フランス、ハンガリー、イタリア、カナダ、グアテマラ、ウズベキスタン等、さまざまな異国の土地で働き、学びました。2008年に東京に移り、写真に専心することを決意しました。
旅をしたこれらの時間は、自分の作品に強い影響を与えています。また入り組んだ複雑さを持つ日本という存在は、自身を表現する機会を与えてくれました。
作品は、街中で出遭ったオブジェをシンプルに写したものと、作り込んだものとがあります。その両方で、自分の目に映じた日本、自分が理解した日本を表しています。

※全文提供: マキイマサルファインアーツ


会期: 2011年10月14日(金)~2011年10月25日(火)
会場: マキイマサルファインアーツ
オープニングパーティー: 2011年10月15日(土)17:00~19:00

最終更新 2011年 10月 14日
 

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