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エティエ・ディマ・ポールセン:A Piece of the Earth
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 3月 16日

Moon Watchers 2009 copyright(c) Etiye Dimma Poulsen / Courtesy of Gallery Strenger

Dancers 2009 copyright(c) Etiye Dimma Poulsen / Courtesy of Gallery Strenger

ギャラリー・ストレンガーでは、エチオピア生まれデンマーク人彫刻家の、エティエ・ディマ・ポールセン「A Piece of the Earth」展を昨年に引き続き二回目の開催をする運びとなりました。現在はベルギーに在住。 ポールセンは 1968 年にエチオピアで生まれ、1982年にデンマークに渡るまでタンザニアやケニアなどの東アフリカで幼少時代を過ごしたあと、デンマークでアートを学ぶ。1991 年にはフランスに移り、そこで粘土に出会い彫刻制作を始める。焼かれる前に鉄製の網で骨組みを作り、粘土でかたどり、色を差す。昨年2008 年の東京の展覧会のあと、デンマークやパリでの展覧会を終え、今年は独特のひびの入った彫刻の他、新たにブロンズ彫刻や水彩画を加え、またひと味違った彼女の作品をご紹介いたします。 「Moon Watchers」は、色んな思いを巡らせながら月を見上げる人びとをクレイとブロンズで表現しています。私たちには彼らが見上げている月は見えませんが、表情からそこに月があるということがよくわかります。ブロンズとう素材を使うのは作家にとっては新しいチャレンジではありますが、酸化によって胴に生じる緑青という色が新たに彼女の作品に加えられ、彩りを添えます。 幼少のころから今も、常に人との出会いや周囲の環境によって作風の影響を受けてきたエティエ・ポールセンは今後もその人びととの出会いへの思いを作品に表現していき続けていきます。

※全文提供: ギャラリー・ストレンガー

最終更新 2009年 4月 04日
 

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