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星田大輔:Floating Island
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 9月 12日

Copyright© Daisuke Hoshida
画像提供:MUSÉE F

作家コメント
楽しい時間はすぐ過ぎるというが、その時間が楽しかったという事実はいつまでも消えることはない。記憶は過去になったとき独立した時間となり、永遠に心の中で流れ続ける。人はときにそれをカセットテープのように取り出して、その時間の中に自己を投影していく。それを回想という。今回映像の投影を用いて空間に作り出すのは、ある旅行の回想である。

人が旅行をするのは、日ごろ抱えている忌々しい現実から解放されるためだ。しかしその肝心の旅行さえも、スケジュールやプランに蝕まれ、新たな苦悩の種となる。そのため、人は旅行中車窓を眺める。窓の外は目的地の方向に対し直角横に開かれており、当人の人生と真に関係ない世界である。人はその行けもしない地平線の向こうに行きたくて、旅に出るのだ。

全文提供: MUSÉE F


会期: 2011年9月12日(月)~2011年9月17日(土)
会場: MUSÉE F

最終更新 2011年 9月 12日
 

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