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中之島コレクションズ 大阪市立近代美術館&国立国際美術館
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 9月 11日

ヴァシリー・カンディンスキー≪絵の中の絵≫1929年 | 国立国際美術館蔵

大阪市は国立国際美術館がある中之島4丁目地区に、平成29年度の開館をめざして近代美術館の整備を進めています。将来、ふたつの美術館が隣り合って活動すれば、相互に協力して多彩なアートイベントを行ったり、展覧会を一緒に開催することも可能となるでしょう。本展では、そんな未来を一部先取りしてご覧いただきます。

「中之島コレクションズ」でご紹介するのは、2館のコレクションの、まさにハイライトとも言うべき作品群です。ピカソ、モディリアーニ、デュシャン、マグリットなど20世紀を代表する作家をはじめ、ステラ、ウォーホルなどアメリカの戦後美術、そしてマルレーネ・デュマスや奈良美智など国立国際美術館が積極的に収集している現代絵画、さらに大阪市立近代美術館のコレクションの目玉である佐伯祐三など選りすぐりの作品が一堂に会します。

会期初日の10月4日(火)には、近代美術館整備に向けたシンポジウム「中之島から大阪が変わる―アートによるひとづくり、まちづくり―」を開催します。また、10月29日(土)、12月4日(日)には学芸員によるギャラリートークを行う予定です。

一昨年開催された「水都大阪2009」以来、中之島は水都・大阪のシンボルエリアとしてますます注目されています。大阪市中央公会堂や大阪府立中之島図書館など歴史ある建築物をはじめ、世界に誇るコレクションを有する大阪市立東洋陶磁美術館など多数の文化施設が集積するほか、近年ではオフィスタワー等の建設も進むなど、目覚ましい発展を遂げています。芸術の秋、中之島の散策がてら国立国際美術館にお立ち寄りいただき、 “都心で文化の薫り高いひとときを楽しめる展覧会” ―― 『中之島コレクションズ 大阪市立近代美術館&国立国際美術館』をどうぞご鑑賞ください。

出品予定作家
【国立国際美術館】
パブロ・ピカソ、ヴァシリー・カンディンスキー、ジョルジョ・モランディ、マルセル・デュシャン、ジョゼフ・コーネル、カレル・アペル、ヴォルス、ジャン・デュビュッフェ、ルーチョ・フォンタナ、マン・レイ、サイ・トゥオンブリー、ヴィレム・デ・クーニング、モーリス・ルイス、アンディ・ウォーホル、シュテファン・バルケンホール、ベルナール・フリズ、ヴァルダ・カイヴァーノ、リュック・タイマンス、マルレーネ・デュマス、ジョージェ・オズボルト、トニー・クラッグ、会田誠、加藤美佳、後藤靖香、小林孝亘、奈良美智、森千裕、 [鉄道芸術祭特別協力出品]西野達

【大阪市立近代美術館】
アンドレ・ドラン、モーリス・ユトリロ、ジョルジオ・デ・キリコ、アメデオ・モディリアーニ、 キスリング、マックス・エルンスト、マリー・ローランサン、サルバドール・ダリ、ルネ・マグリット、 コンスタンティン・ブランクーシ、アルベルト・ジャコメッティ、佐伯祐三、ジョーン・ミッチェル、マーク・ロスコ、ケネス・ノーランド、フランク・ステラ、モーリス・ルイス、チャック・クロース、ジャン=ミシェル・バスキア、リチャード・エステス

※全文提供: 国立国際美術館


会期: 2011年10月4日(火)-2011年12月11日(日)
休館: 月曜日。ただし、10月10日(月・祝)は開館、10月11日(火)は休館
会場: 国立国際美術館 B2階展示
本展無料観覧日: 10月8日(土)・11月5日(土)・11月19日(土)・11月20日(日)・12月3日(土)
全館無料観覧日: 11月3日(木・祝)

最終更新 2011年 10月 04日
 

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