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Open-Ended Propositions
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 9月 05日

平田実 《洗濯バサミとモデル》 1963/2010年 | B & W photograph | Image size: 34.2x22.2cm | paper size: 35.6x28cm | Copyright© Yasuchika HIRAYAMA | 画像提供:タカ・イシイギャラリー

荒川医、石田尚志、篠原有司男、彦坂尚嘉、平田実によるグループ展。

たとえば、絵画が規定性の強い表現媒体メディア(平面性、素材など)だとすれば、パフォーマンスは、そもそも越境性(interdisciplinarity)を前提とした表現媒体である。その意味でパフォーマンスの表現形態はよりオープンである。
たとえば、作家が筆をおいたときに一枚の絵画が完成するような意味で、パフォーマンスは完了しない。パフォーマンスは終了した時点で消滅してしまい、後に残された写真や映像が、パフォーマンスの第二の人生(アフターライフ)を形成する。その意味で、パフォーマンスの存在形態はよりオープンである。
オープンな企図であるパフォーマンスを、これまで作家たちはオープンに探求してきた。そして、これからもオープンに探求していくだろう。
オープンな企図であるパフォーマンスを見ること、読むことを、私たちもまたオープンな企図として引き受けるべきだろう。
-富井玲子 2011年8月30日

本展の開催に当たっては、展覧会タイトルと出展作家の解説文の執筆をニューヨーク在住のフリーランス・キュレーター富井玲子氏にご協力いただきました。パフォーマンスの魅力を伝える出展作品を、この機会に是非ご高覧ください。

※全文提供: タカ・イシイギャラリー


会期: 2011年9月3日(土)-2011年10月1日(土)
会場: タカ・イシイギャラリー

最終更新 2011年 9月 03日
 

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