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万華鏡展 -変幻する美の結晶-
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 8月 25日

画像提供:Bunkamuraギャラリー

光と鏡の融合から生まれた、儚くも美しい世界―

誰もが一度は体験したことのある万華鏡。二度と同じ模様を見ることができ ない儚さと、無限に変化し続ける不思議さに多くの人が魅了されてきました。 そんな万華鏡が近年、美しく変化しているのをご存知でしょうか?

万華鏡は1816 年、スコットランドの物理学者ブリュースター博士が発明し、たちまち世界中に大流行しました。日本にも1819 年に紹介され、子どもたち に親しまれるおもちゃとして普及しました。

ところが1980 年代、万華鏡を芸術品として見直そうという運動が始まりま す。万華鏡には子どものおもちゃに留まらない可能性がありました。人の心に癒しやインスピレーションをもたらすものとして、再認識されるようになったのです。さらに、ガラス・木工・陶芸・ジュエリーなど、各分野でのエキスパートの作家が各々の得意な素材で万華鏡制作に携わったことで、万華鏡は一つの芸術品として生まれ変わりました。現在、筒の中の世界はもちろん、外観に 装飾を施した万華鏡は、見て飾り楽しむインテリアとして、また身近なアート として高い評価を受けています。

本展では、世界の万華鏡作家による日本初公開の作品をはじめ、国際万華鏡協 会の協力のもと、限定品から1 点ものまで約600 点もの万華鏡を一堂に展示。アクセサリー型の万華鏡や、インテリアとしても楽しめる大型万華鏡など、今 まで知らなかった万華鏡の世界が繰り広げられます。

万華鏡を手に取り、覗いてみてください。 生まれては消え、消えては生まれる、光と色彩が織り成す世界。そのシンプルな要素が無限の広がりをもって、観る者を魅了することでしょう。

全文提供: Bunkamuraギャラリー


会期: 2011年9月15日(木)-2011年9月20日(火)
会場: 東急百貨店 渋谷本店 3Fイベントサロン(10:00 - 19:00 ※最終日は17:00まで)/1F 特設会場(10:00 - 20:00)


最終更新 2011年 9月 15日
 

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