Paddy Shaw:Opus 9 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 8月 12日 |
米国在住アーティスト Paddy Shawの日本で2度目の個展。昨年開催した日本での初個展では、7人の切られた首シリーズ作品で強烈なインパクトを与えました。今回は、パフォーミングアーツでの経験から得たコンセプトでの最新作を発表いたします。 Paddy Shawは、歴史上の人物や実在の人物を彼が調べた物語とともに描くアーティストとして知られています。この展示では、彼にとって初めてとなる文芸作品の一場面の構成、架空の人物について制作しています。 「Opus 9」は、Paddy Shawのパフォーミングアートの世界での経験に付随するミクストメディア作品のセレクションである。多くのアーティストは作品で劇場をオブジェクト化しているが、彼は数独の手がかりを用いて、特定のオペラ、ミュージカルや芝居に直接関係するシンボルを作成することでの新しいディレクションをサブジェクトとしている。「長くて退屈な楽屋での空き時間に、役者や技術者の間で数独が脳のエクササイズとして人気があることに気付いたんだ。手にしてみたら、その数独の手がかりがイメージ、ルーン文字のようなシンボルに見えてきた。僕は、これらの比較的簡素なシンボルは舞台作品のイデオグラム(表意文字)としての役割を果たすかもしれないと思いついたんだ。」と彼は言う。 適切な幾何学的フォームが、彼によって見い出され構成される。それらをビニル材に塗り、木枠に張る。ビニルの使用は、彼のモダンな素材での創作として提示しているのみではなく、言葉遊びとしての役割も持つ:ビニルは、レコード盤の素材として人気があった。全てのパフォーマンスは、一度や二度、ビニルへ音声が記録され、Paddy Shawは、ビニルへそれらを視覚的に記録する。彼は言う、「見ている人が、少しのドラマと少しのコメディをそれぞれの作品から見つけられたらいいなと思っています。」 Paddy Shaw (アメリカ人) 全文提供: hiromart gallery tokyo 会期: 2011年9月9日(金)-2011年10月16日(日) |
最終更新 2011年 9月 09日 |