障害のある作家の作品を専門に扱う「A/A gallery」での、第10回企画展。

大峯直幸の、自ら「メルヘン」と称する淡い水彩に力強いラインを組み合わせ、溢れるイメージをコラージュするように仕立てられた幻想画と、絵を描く理由について「自分の絵を見て元気になってほしいから」と話す松永大樹の、モチーフをジッと見つめて紡ぎ出された、繊細さとユーモアをあわせ持つ作品を紹介します。

二人が所属する福岡の福祉施設「工房まる」は、様々なジャンルで活躍するアーティストやクリエーターとも手を組み、福祉の枠にとどまらない活動が注目を集めています。 アパレルブランドからのラブコールが多い松永大樹は、有名ブランドからのオファーにより描き下ろしコラボＴシャツの製品化などが実現しています。

一方、大峯直幸はライブペインティングを得意とし、様々な会場で人々をその独特な世界観で魅了しています。最近では、大学内にウォールアートミュージシャンとのコラボグッズも販売されています。

個性豊かで楽しい二人の作品を存分に楽しんでいただくことはもちろん、その体験を通して、一人ひとりがそれぞれに自分らしくあろうとする「工房まる」の、のびやかで朗らかな空気やメッセージを感じとっていただけたらと思います。

大峯直幸　NAOYUKI, Omine
1977年生まれ。福岡県在住。2008年より「工房まる」に所属。

松永大樹　MATSUNAGA, Hiroki
1983年生まれ。福岡県在住。2001年より「工房まる」に所属。

関連イベント
9月11日（日）14:00～17:00
ギャラリーに隣接したスペースにて、松永大樹は似顔絵(有料)を、大峯直幸はライブペインティングをそれぞれ行います。
●似顔絵パフォーマンス（松永大樹）
先着4～5名様（予約可）
１人30分程度／1回1500円
●ライブペインティング（大峯直幸）
休憩を入れながら約２時間で1作品を制作します。
終了時間によっては、似顔絵にも参加予定。

全文提供：　A/A gallery

会期：　2011年8月20日（土）－2011年9月19日（月・祝）
会場：　A/A gallery