| EN |

成田舞 写真展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 8月 10日

画像提供:iTohen | Copyright© Mai Narita

この度[リトルモア(出版社)]から「ヨウルのラップ」と題した写真集が、発売されました。第2回 littlemoreBCCKS 写真集公募展大賞・川内倫子賞 ダブル受賞と栄誉ある評価を受けた成田は若干27歳。この成田の仕事を評価した下記の方々の言葉を以下に引用し掲載させて頂きます。

・「改めて見てみても、やっぱり1等賞。」(祖父江慎:デザイナー)
・「私自身の審美眼を問われ、揺さぶられ続けた。」(平野敬子:デザイナー)
・無視したくてもできない、人間の持つ本能的で原始的なもの、繰り返し見ては、答えのない迷路にいると実感する。自分たちはそれを抱えながら生きていくことしかできない小さな生き物なんだと きづかされる。 (川内倫子:写真家)

「ヨウルのラップ」と言う風変わりなタイトルについて聞いてみると、「あぁ、それは“夜の帳(とばり)”のことです。私なりに解釈しなおした造語です。」とサラリと言う成田。以前から、いくたびか作品を拝見する機会をいただいてました。その時に、いつも不思議な文体の言葉が写真と共に添えられてます。そこが、私にはとても気になる点であり、成田の独特の世界観を表しているものだと感じていました。言葉が抽象的で、写真が具体的。鑑賞してる私は、いつの間にか、成田の用意した“とばり=ラップ”に、いつの間にか、くるりと取り囲まれてる錯覚に陥ります。息苦しさと共にネコの“甘噛み”にも似た感覚・・・とでも言いますか。

見たことがない、知らないものを、既に見知っているものの組み合わせで新しく作りたいという欲を持つ成田。自身の表現手段として、ピタリと合致した方法が、どうやら写真と言うメディアだったようです。

今展は、未公開作品を中心に約25点を発表致します。

『成田舞 写真展:アーティスト・トーク』
日時:8月17日(水)19:00~(約1時間を予定)
語り手:成田舞<写真家>× 聴き手:川内倫子<写真家>
場所:Books Coffee Gallery iTohen
参加費::1,000円(1ドリンクをお付けして)
※ご参加希望の方は、なるべくご予約下さい。定員(40名)になり次第、締め切らせて頂きます。お申し込みは06-6292-2812 又はメールにて。

全文提供: iTohen


会期: 2011年8月17日(水)-2011年8月28日(日)※夏期休廊:8月8日(月)~16日(火)
会場: iTohen

最終更新 2011年 8月 17日
 

関連情報


| EN |