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John Cage countdown event 2011、7月30日(土)富山県立近代美術館にて開催
ニュース
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 7月 29日

画像提供:John Cage Countdown Event 実行委員会

音楽家・ジョン・ケージの生誕100年を記念し、2007年から毎年開催されているコンサート“John Cage 100 th Anniversary Countdown Event 2007 – 2012 ”の第5回目が、7月30日に富山県立近代美術館にて開催される。

本年のテーマは《 集合と要素 》と題され、〈集合〉と〈要素〉を等しく捉え、聴衆の耳が多様な単位の音の群れから個々の音へと自由にさまよう状況をアコースティックからエレクトロニクスまで、様々な性格と表情の音響によって創出する。出演は、竹村延和、ニシジマ・アツシ、Haco、村井啓哲、森本ゆり。

また今回の公演は、富山県立近代美術館開館30周年記念「20世紀美術—冒険と創造の時代」展の関連企画として開催されることから、富山県出身の美術批評家・シュールレアリスト/詩人であった瀧口修造、芸術を放棄した芸術家マルセル・デュシャン、そして沈黙の音楽家ジョン・ケージの三人に捧げられる。

開催概要
日時 2011年7月30日(土)開演14:00
会場 富山県立近代美術館 1階企画展示室
料金 無料  ※企画展観覧券(当日一般\500)が必要。
出演 竹村延和,ニシジマ・アツシ,Haco,村井啓哲,森本ゆり
問い合わせ tel.076.421.7111 (富山県立近代美術館)
主催 富山県立近代美術館, JCCE ( John Cage Countdown Event実行委員会 )

Program
<part1>
Solo For Voice 1 (1958)
Fontana Mix (1958)
Electronic Music For Piano (1964)

<part2>
Music for Marcel Duchamp (1947) + Toyama 1982 (mesostics)
Four3 (1991)

<part3>
In A Landscape (1948)

JCCE(John Cage Countdown Event 実行委員会)とは
20世紀後半の芸術思潮に大きな影響を与えた作曲家、ジョン・ケージ(1912 – 1992)の音楽と思想を現在の視点から再考し、それぞれの活動に活かそうとする様々な分野の有志によって、2007年に発足したプロジェクト。主な参加アーティストはニシジマ・アツシ(サウンド・アーティスト)、五十川あき(グラフィックデザイナー)、稲垣貴士(メディアアーティスト、大阪成蹊大学 芸術学部情報デザイン学科 准教授)、林口哲也(写真家)、松村康平(映画作家)、村井啓哲(サウンドアーティスト)、森真理子(舞台芸術・企画制作)など。

主な活動は“John Cage 100 th Anniversary Countdown Event 2007 – 2012 ”と題したコンサートやワークショップなどを、ケージ生誕100年にあたる2012年まで継続的に企画・開催している。実際の演奏行為や対話などを通じて、ケージの音楽を再発見し、その面白さ奥深さを、試行錯誤の経緯なども交え、多くの人々と共有していく試みである。

John Cage 100 th Anniversary Countdown Event 2007 – 2012 公式サイト: http://www.jcce2007-2012.org/jcce2011
富山県立近代美術館ウェブサイト: http://www.pref.toyama.jp/branches/3042/3042.htm

最終更新 2011年 7月 28日
 

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