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祥洲の墨の世界2011:墨身-BOKUSHIN-
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 7月 22日

《墨身》2011年 | 中国画仙紙、祥洲自家製墨、馬毛筆、塩ビボート | 約180×97cm (※本紙サイズ) | 画像提供:マキイマサルファインアーツ | Copyright© Shoshu

2011年元旦のアディダス新聞全面広告で大きな反響を呼んだ「EXILE HIRO氏+祥洲の書」。例年に増して精力的に活動する祥洲、3月に予定され東日本大震災の影響により中止となった展示を、ご覧いただく機会となりました。 自家製墨で漢字「墨」一文字を書いた大作「墨身シリーズ」を筆頭に、日中の伝統書をベースにした書作品、細筆で制作した僅か数センチの小さな書作品など、変化に富んだ内容。

4月から採用の小学校図画工作教科書「ゆめを広げて」への収録作品である、敬愛するエリック・クラプトンの音楽に触発された作品、また新たにアーティスト小川多郎吉とコラボレーションした映像作品「monochorome diver」も展示する予定です。

祥洲
1958年京都生まれ。6歳から書を学ぶ。10代は王義之・智永・高野切を習い、高校生で師範代を務める。立命館大学文学部在学中の19歳で書家活動を開始。明清代の行草書・六朝楷書を習い、大規模公募展などで入賞入選40数回。しかし考えありて書壇を離れフリーとなる。その後は顔真卿・趙之謙の中心に幅広く日中の古典学習を続け、書の母なる国 中国の国際展で活動。「'90中国国際書法篆刻芸術博覧会」にて金賞を受賞、これを機に個展活動を開始。以降、古典を基盤に現代美術作家としても国際的に高い評価を得ている。

またこの尊重・自由な諸表現を根幹とした独自のカリキュラムによる書指導にも力を注ぎ(祥洲/京都・東京教室を開講)、多くの若き書人達を輩出。小学校の図画工作教科書「ゆめを広げて」にも作品が収録されている。 墨集団翔Sho主幹・墨翔会代表・中国哈爾濱市書法家協会理事。

全文提供: マキイマサルファインアーツ


会期: 2011年8月2日(火)-2011年8月7日(日)
会場: マキイマサルファインアーツ
オープニングパーティー: 2011年8月2日(火)18:00 - 20:00

最終更新 2011年 8月 02日
 

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