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篠原愛:My Progress
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 7月 15日

《共生(狼)》2005年 | アクリル、水彩、ペン、ケント紙 297 x 210mm | 画像提供:ギャラリーモモ六本木 | Copyright© Ai Shinohara

篠原愛の初期のイラスト作品を集めた展覧会。

1984 年鹿児島県生まれの篠原は、高校入学前後から将来漫画家を夢見てイラスト雑誌への投稿を続け、多くの作品が掲載されてきました。そうした作品の一部は投稿先出版社により廃棄処分されましたが、今般返却された多くの作品が引っ越しを機に作家の手元に現れ、6月に個展を終了したばかりにもかかわらず、急遽そうした初期イラスト作品の公開を決断いたしました。

今展では掲載雑誌も資料として提示する予定ですが、いずれの作品にも現在の篠原作品の萌芽をそこに見ることができ、10代の篠原の思いが伝わってきます。先般の個展で何人かの美大へ入学したばかりの学生と接する機会があり、 自分が歩んできた道筋を伝えることの必要性を痛感したと言いますが、今回の展示はそうした思いの延長線上にあると理解されます。

2007年多摩美術大学卒業後、篠原は活動の場を絵画世界に変更し、新たな一歩を踏み出しました。今年6月の個展では大作「ゆりかごから墓場まで」1点をメインにした展示でマスコミにも取り上げられ、好評を博したところです が、今展では20点前後の初期イラスト作品と合わせ、新作イラストも数点展示し、その成長をご高覧いただく予定です。

初期イラスト作品の初々しさを感じていただければさいわいですが、取り分け若い世代のご来廊ご高覧を心よりお待ちしています。

全文提供: ギャラリーモモ六本木


会期: 2011年8月28日(土)-2011年9月17日(土)
会場: ギャラリーモモ六本木

最終更新 2011年 8月 28日
 

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