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泰間敬視/管弘志/加藤豊/笹部紀成/鳥屋尾悟郎:恒星かもしれない
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 7月 13日

加藤豊 | 画像提供:ソーンツリー ギャラリー | Copyright© Yutaka Kato

5人の作家によるグループ展。メンバーは、泰間敬視、管弘志、加藤豊、笹部紀成、鳥屋尾悟郎、いずれもイラストレーター、クリエーターとして活躍するクリエーターたちです。

夜空を見上げれば、無数の星が存在しています。その中にあって、恒星というのは自ら光を発する星のことです。

“恒星”とは作品を意味しています。“かもしれない”とは、「模索」しているのです。ただ、ひたむきに。真摯に。

今回のグループ展は、作風こそ違うものの、同世代で90年代の終わりにイラストレーション誌の公募「チョイス」に入選し、「HB GALLERY」「Gallery ART WAD'S」「ROCKET」などの、代表的なイラストレーション・ギャラリーで展覧会をしてきたメクリエーターであり、“比較的近い景色を見て育った部分”があるのではないでしょうか。

イラストレーターとして、クリエーターとして活躍する5人の仕事や作品の制作を通じて生まれた各自のスタイルと、かすかに共通する空気を同時に楽しめるグループ展なるはずです。

そしてそれぞれの恒星が発する光は、きっと、みなさんの元に届くことでしょう。ぜひ、会場に足をお運びください。

管弘志
イラストレーター。 1973年生まれ。 94年創造社デザイン専門学校卒業。 HBファイルコンペ藤枝リュウジ賞など。画材/紙、アクリル絵具

□あなたにとって、絵を描くとはなんですか。
「描こうとするとき、自分の中で描く行為を高い位置に奉ってしまいがちで、すぐ疲れてしまうので、自分のすぐ手の届く位置に置くように心がけています」

加藤豊
1974年カナダ・トロント生まれ。大阪で育ち、現在東京にて活動。
日本大学芸術学部ビジュアルコミュニケーション学科卒業。
イラストレーターとして雑誌、書籍を中心に活動する傍ら、都市風景を独特の視点で捉えたドローイング/ペインティング/彫刻作品を制作。
主な展覧会に、2009年個展「NIGHT SHIFT」(waitingroom、東京)、2006年個展「DRAW」(NO.12 GALLERY/東京)、2007年グループ展「MICROPOP」(Gallery AAA/パリ)など。
http://www.simplepages.jp/ 画材/キャンバス、アクリル、ボールペン等

あなたにとって、絵を描くとはなんですか。
「ニュース等を見て考えた事と、個人的な日常生活で感じた事、この二つを作品の背景に取り込むことを心がけています」

笹部紀成
イラストレーター。1973年神奈川生まれ。東洋美術学校卒業。2000年、2010年、イラストレーション誌、ザ-チョイス年度賞。熊谷晋一郎著『リハビリの夜』装画。サイゾー、旬がまるごと、など、雑誌、書籍を中心に活動。
http://norinorishigeshige.blog9.fc2.com/ 画材/パステル、色鉛筆

展示タイトルと今回の作品とは、どう関係していますか?
「あまり意識していませんが,見た人が関連性などを推理してくれたらいいですね」
今回の展示で伝えたい、感じて欲しいことはなんですか。
「パステルの発色の良さの認識と制作時の作者のうろたえてる様子を夢想してほしいです」
あなたにとって、絵を描くとはなんですか。
「行った事のない場所、見た事のないものを想像すること。あと治療」

泰間敬視
イラストレーター。1971年、大阪府出身。東京在住。2000年頃より、フリーで活動。雑誌、書籍を中心にWebやCM等も。
http://www.h5.dion.ne.jp/~t-time/ 画材/紙、プリントゴッコ。

今回の展示で伝えたい、感じて欲しいことはなんですか。
光(なにかポジティブなもの)を感じさせられるような絵が描ければと思いますが、なにを感じるかは、見た人におまかせです。
□あなたにとって、絵を描くとはなんですか。
見た人に少しでも楽しい気持ちになってもらえれば、と思って描いています。

鳥屋尾悟郎
イラストレーター。1973年生まれ。東洋美術学校グラフィックデザイン科卒業。A型。おひつじ座。画材/ペンとプリントゴッコ

全文提供: ソーンツリー ギャラリー


会期: 2011年7月12日(火)-2011年7月23日(土)
会場: ソーンツリー ギャラリー

最終更新 2011年 7月 12日
 

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