この度、絹本に岩絵具や墨などの伝統的な素材を用いて清澄な風景を描く作家、石崎昭亜（いしざきあきつぐ）の個展を開催いたします。 石崎昭亜は、1996年に東京芸術大学大学院博士後期課程を満期終了し、団体に属することなく、制作を続けている作家です。絹という現在ではあまり使われなくなった支持体に岩絵具を丁寧に塗ることで、紙では出すことのできない独特な空間を作り出す作風は、独学で研究を重ねた結果出来上がってきたものです。最近の作品では、季節感や時間などを敢えて感じさせない、現代の理想郷とも言える心地よい空間を描き出します。 今回は10数点の新作による展覧会を東美アートフェアで開催後、ギャラリー広田美術で開催いたします。 東美アートフェア　2009年 3月13日(金)～3月15日(日)、ギャラリー広田美術ブース №4-10（東京美術倶楽部4階）
※全文提供：　ギャラリー広田美術