| EN |

加賀美健:TOYS“A”SS  トイズアス
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 7月 16日

Ken Kagami “TOYS“A”SS”| 2008 | Exhibition graphic Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery / gallery.sora. | copyright (c) Ken KAGAMI / Courtesy of Taka Ishii Gallery, gallery.sora.

タカ・イシイギャラリーでは、1月17日(土)から1月31日(土)まで、加賀美健 個展「TOYS“A”SS トイズアス」を開催致します。3 年ぶり3 度目の個展となる本展では、幼児や児童が遊ぶプラスチック製のおもちゃやぬいぐるみを素材とした立体作品を多数展示致します。 加賀美健は、2003 年にタカ・イシイギャラリーのビューイング・ルームにて「MILK MAN(ミルクマン)」のドローイングや立体作品を発表し、2005 年はgallery.sora.にて「penis」展を行いました。加賀美が生み出すきわめて個性的な作品は、相反する概念をシンプルに表現することを特徴としています。幼児や児童が遊ぶ純粋無垢なおもちゃやぬいぐるみは、大胆にも性や暴力そして排泄物を象徴するオブジェと組み合わされます。本来は相容れることのないこれら二つの世界は、加賀美の色彩感覚とウィットに富んだアイデアにより、苦笑を禁じ得ないほど親しみやすく、同時に人間の恐ろしい本能を体現した奇妙な作品に姿を変えます。 「私には、玩具が下品で性的な物に見える。」

加賀美 健 タブーとして口にすることを憚れる概念に対してユーモラスに向き合う加賀美の作品は、海外においても高い評価を受け、2008 年には「SNOOPee」 The Journal Gallery、ニューヨーク、2006 年には「HELLOWIEN」KRINZINGER PROJEKTE、ウィーンにて個展を開催しました。また、名門インディロックレーベル「KILL ROCK STARS」に所属し、サン・フランシスコを拠点に活動するロックグループ「Deerhoof」に大きな影響を与え、彼らのステージ衣装のデザインや、アルバムジャケットのイメージを手掛けています。 加賀美は作品の表現手段として髑髏を多用してきましたが、展覧会タイトル「TOYS“A”SS トイズアス」が象徴するとおり、本展ではプラスチック製おもちゃやぬいぐるみを素材とした立体作品を多数展示いたします。

※全文提供: Taka Ishii Gallery

最終更新 2009年 1月 17日
 

関連情報


| EN |