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原美術館へ寄贈、鈴木康広による作品「募金箱 『泉』」の公開記念特別展示
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執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 6月 22日

鈴木康広 「募金箱 『泉』」 イメージ 2011年
画像提供:原美術館
Copyright© Yasuhiro Suzuki

原美術館が、とある篤志家より寄贈を受けて館内の壁に設置することとなった、鈴木康広さんの作品「募金箱 『泉』」が完成。6月26日(日)~7月1日(金)まで公開記念特別展示が館内ザ・ホールにて、また6月26日(日)には、作家本人によるトークショウが行われる。

「募金箱 『泉』」は原美術館の壁の一隅にあけられた一本のスリットで、その暗がりへコインを投入すると水音が響き、「原美術館の泉」の映像が映し出される仕組み。本作品は原美術館の活動支援のための募金箱として制作されたもので、2011年3月下旬の公開を予定していたが、震災の影響により着工を延期していた。年内に寄せられた募金は、全額、被災地の復興支援のために寄付されることになっている。

鈴木康広(すずき・やすひろ)さんは、1979年静岡県浜松市生まれ。2001 年東京造形大学デザイン学科卒業。2001年に発表した公園の回転式遊具「グローブジャングル」を使った映像インスタレーション「遊具の透視法」の発表をきっかけに、NHK デジタルスタジアムの協力で「グローブジャングル・プロジェクト」を立ち上げ、日本各地の公園を巡回。その後、Ars Electronica Festival'02(オーストリア)、DEAF_03(オランダ)、Liile2004(フランス)など、国内外の多数の展覧会やアートフェスティバルに参加。昨年は、瀬戸内国際芸術祭2010に「ファスナーの船」を出品し、話題を呼んだ。また、原美術館では、毎週日曜日運行(2011年6月12日まで/協賛 ブルームバーグL.P.)のアートバス「ブルンバッ!」を手掛けた。東京都在住。

最終更新 2011年 6月 21日
 

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