九頭龍の宇宙(そら)は、盤上の芸術と評される囲碁において、本因坊秀策と井上因碩戦の妙手「耳赤の一手」 を題材に棋譜を読み解き、史上初めて絵に表したものです。
 九頭龍は新しい世界が始まる時に顕現するといわれます。中央の天元には水晶の半球が配され、そのなかに 新な宇宙を表すかのように星ぼしが目映く輝いています。高橋りくの宇宙観が色濃くうかがわれる平面作品です。

高橋 りく
岐阜県生まれ
1994 東京造形大学彫刻科　卒業

個展
2005 「天使の舞い降りる場所」ギャラリーSOL、東京
2007-1 「太陽の椅子」ギャラリーQ、東京
2007-12 ギャラリーQ、東京
2008-5 「天動説」ギャラリーQ、東京
2008-9 「EVA…降臨」ギャラリーQ、東京
2009 「FLOWERS Vol.１」41st street Health Care、ニューヨーク
「FLOWERS Vol.２」Michi Gallery、ニューヨーク
2010 「Maria Sunae Art Project 1st exhibition」日本点字図書館、高田馬場、東京
「Maria Sunae Art Project 2nd exhibition」41st street Health Care、ニューヨーク
「九頭龍の宇宙（そら）」日本棋院一階囲碁殿堂資料館、市ヶ谷、東京
2011 「九頭龍の宇宙（そら）」ギャラリーQ、東京
ヨーロッパ囲碁選手権で展示予定、ボルドー 、フランス

主なグループ展
2007 「The Party」ギャラリーQ、東京
2009 「The Concentration」ギャラリーQ、東京
2011 「Art for JAPAN A New York City Artists Benefit」Studio 57 Fine Arts、ニューヨーク

収蔵
大阪府立視覚支援学校、日本点字図書館、日本ライトハウス、Boston Children's Museum（ボストン）、パーキンス盲学校本校（ボストン）

全文提供：　Gallery Q

会期：　2011年6月13日（月）－2011年6月25日（土）
会場：　Gallery Q