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tour: atelier incurve exhibition in tokyo 2010
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 5月 31日

>画像提供:ギャラリー インカーブ |京都

2010年の冬、東京・新丸ビル丸の内ハウスで開催された『atelier incurve exhibition in tokyo 2010』。発起人であるダイアモンドヘッズ・ディレクター小野光治の「すこしずつ負けることでできる豊かなつながりを」という言葉にたくさんの人たちが応え、実現した展覧会でした。本展では、丸の内ハウスで生まれたさまざまな出会いとともに、代表アーティスト6名の作品をご紹介します。

[展覧会のポイント]
好評のうちに終了した展覧会『atelier incurve exhibition in tokyo 2010』が、ギュッと凝縮されてギャラリー インカーブ|京都に巡ってきます。展示されるのは、アトリエ インカーブのアーティスト6名の代表作。同じ「絵画」というジャンルにありながらも、素材やモチーフなど制作スタイルはそれぞれに異なります。各アーティストの世界を、より感じ取っていただける機会となるでしょう。また作品以外にも、ファッションブランドとのコラボレーションによって生まれた8種類のTシャツ、アーティストやスタッフの全身ポスターなど、丸の内ハウスの構成をそのままにお届けします。東京で生まれたさまざまな出会いを京都でもお楽しみください。

[プロフィール]
新木 友行 Tomoyuki Shinki
1982年生まれ。大の格闘技好き。黒の繊細なラインが無骨なファイターたちの隆々とした筋肉の動きと体のもつれを的確にとらえ、大胆にデフォルメされた技の数々は躍動感に溢れている。ニューヨークのギャラリー他、国内の美術館での展覧会多数。2010年、ギャラリー インカーブ|京都では、岡沢高宏キュレーションのもと個展『Draws and Flows』を開催。

武田 英治 Eiji Takeda
1980年生まれ。雑誌広告をモチーフに制作する。何度も下描きを繰り返し、あらたに構成された写真や文字情報は、既成の概念を心地よく変容させる。ニューヨークのギャラリー他、国内の美術館での展覧会多数。2010年、ギャラリー インカーブ|京都では、小野光治キュレーションのもと個展『家の僕が一人で』を開催。

信谷 弘光 Hiromitsu Nobutani
1988年生まれ。丸や四角、名前のつけられないような不思議な抽象形態がつらなり散らばって、独特のリズムとバランスを画面につくりだす。ペンやクーピーペンシルの細い線を、一本一本ていねいに重ねることで生まれる繊細な絵肌が美しい。2010年、浜松市美術館での展覧会『アトリエ インカーブ展』に出品。

塚本 和行 Kazuyuki Tsukamoto
1984年生まれ。具象的なモチーフを好み、ちょうどいい力の抜け具合で描きあげる。その遊び心あふれる作品は、どこかシニカルな空気をたたえつつも、観る者を小さな笑いに誘う。2010年、浜松市美術館での展覧会『アトリエ インカーブ展』に出品。

湯元 光男 Mitsuo Yumoto
1978年生まれ。モチーフは建物、船、虫や鳥など身近な事物。その特徴を鋭い洞察力で観察し、画面に写し取っていく。色鉛筆で鮮やかに彩られた色面が、成長するように縦横に広がり未知なる世界を構築していく。ニューヨークのギャラリー他、国内の美術館での展覧会多数。

寺尾 勝広 Katsuhiro Terao
1960年生まれ。父親が経営する鉄工所で溶接工として20年間はたらいた後、制作を開始する。モチーフはすべて鉄である。本人が「図面」と呼ぶ緻密なドローイングには、鉄骨の柱をあらわす直線と溶接の目印をあらわす記号がひしめく。ニューヨークのギャラリー他、国内の美術館での展覧会多数。

※全文提供: ギャラリー インカーブ |京都


会期: 2011年5月7日(土)-2011年6月27日(日)
会場: ギャラリー インカーブ |京都

最終更新 2011年 5月 07日
 

編集部ノート    執筆:平田 剛志


画像提供:ギャラリー インカーブ |京都

    2010年12月、東京・新丸ビル丸の内ハウスにて開催された「atelier incurve exhibition in tokyo 2010」の京都展。アトリエインカーブ所属の新木友行、武田英治、寺尾勝広、湯元光男、塚本和行、信谷弘光の絵画6作品が展示されている。
    各作家それぞれの個性や技術も見どころだが、なかでも塚本が制作する『ピストル』(2008)は殺傷能力のある火器とは思えないリラックスした線が墨で描かれ、こちらの頬を緩ませる。ほかに新木のカラフルな色彩によって描かれる『雪崩式ニークラッシャー』(2007)、武田のユーモラスな財布と文字が描かれる『財布』(2004)など見どころのある作品が並ぶ。
    また、ドキュメント展示として、東京展の会場風景を伝える映像や会場に貼られたアーティストやスタッフの全身ポスター、野口強キャスティングによるHYSTERIC GLAMOUR、UNDER COVERなどのファッションブランドとアトリエインカーブとのコラボレーションにより制作された8種類のTシャツが展示されている。
    本展を通して展覧会へと人々を巻き込んでしまうアトリエ インカーブの作家たちの魅力の一端を感じることができるだろう。


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