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米山幸助:水族館のいきものたち
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 5月 30日

《マンボウは急に止まれない。》2011年 | キャンバス、アクリル絵具 | 27.4×22cm | 画像提供:マキイマサルファインアーツ | Copyright© Kosuke Yoneyama

水族館には、魚類、イカやタコ、クラゲ、ペンギンやホッキョクグマ、海獣類など、多種多様な生き物が集められている。彼らは、「水槽」という、独特の閉鎖された空間の中に、収容されている。エサは十分に与えられる。温度は常に適正に保たれ、外敵に襲われる心配も無い。病気になればすぐに治療が施される。だがそこは、閉鎖された空間であるから、人間達のメンテナンス無しには成立し得ない。

また、水族館において、「水槽」という入れ物は、ある種のショーケース的な役割を果たしている。照明が施され、解説のパネルが付けられて、生物を「展示」するための入れ物となっている。そこで「展示」されているいきものたちから、生き生きとした実感を得ることは少ない。その中で暮らすことを、彼らはどう感じているのだろうか。水族館という人工の施設で、いきものたちを飼育する事の意義を考えています。

米山 幸助 Kosuke YONEYAMA
1983 神奈川県藤沢市出身
2006 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻 卒業
2008 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻 修了

[個展]
2009 「動物達」(マキイマサルファインアーツ/東京)

[グループ展]
2003 「トリニーク、」(東京芸術大学学生会館/東京)
2006 「無色透明」展 (銀座幸伸ギャラリー/東京)
「入道雲」米山幸助 繁村周 二人展
(ギャラリーヒラワタspace2/神奈川)
2008 「ときめき☆鑓水ランデヴー2008」(鑓水青年美術館/東京)
「CAAF2008/24+6」(クレアーレ青山アートフォーラム/東京)
「洲の会」日本画五人展(日本橋小津和紙ギャラリー/東京以後10’まで毎年開催)
2010 「縞・縞」宮本日沙史 米山幸助 二人展(元麻布ギャラリーカフェ茅ヶ崎/神奈川)
マキイスタッフセレクションVol.1「つぶやきは はばたく」(マキイマサルファインアーツ/東京)
「4つの∞」(上野の森美術館ギャラリー/東京)

全文提供: マキイマサルファインアーツ


会期: 2011年7月15日(金)-2011年7月26日(火)
会場: マキイマサルファインアーツ

最終更新 2011年 7月 15日
 

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