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瓜生昭太:あの光景へ-可塑性時間-
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 5月 28日

画像提供:ギャラリー16 | Copyright© Shouta Uriu

たとえば電車の中だったり、どこかで見た風景を撮影した写真を基に作った塑像と背景をドローイングで再現してる。

記憶には常に時間概念が関わっている。

昨日と今日の出来事。
関わる人や環境の変化。
体の成長や衰えの差異の記憶。

時には習得した情報を無意識下に沈め、または細部を削ぎ、様々な情報と複合し、改変することで、揺らぎを持たせ、時にはそれらを消し去ることで、新たに情報を「更新」し、より良く「得る」可能性を作り出す。
そうありながら、何らかの切っ掛けを持って、沈殿したものを再浮上させ検証を繰り返す。
複雑なる記憶 のメカニズム。

それらは明確な記憶差異でもって区切られた年代記となり、それが重層・圧迫されることで境界が崩れ、平面上に出来事が点在する一枚の絵となる。

そこへ行きたい…
あの日、あの時、あの光景に立ち返りたいという欲求は常に尽きない。

全文提供: ギャラリー16


会期: 2011年5月31日(火)-2011年6月11日(土)
会場: ギャラリー16

最終更新 2011年 5月 31日
 

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