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束芋:ハウス
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2008年 12月 04日

Tabaimo, from “dolefullhouse”, 2007 copy right(c) Tabaimo / Courtesy of Gallery Koyanagi

束芋は1975年兵庫県生まれ。現在は長野を拠点に活動しています。京都造形芸術大学を卒業後、国内外へと意欲的に活動の場を広げ、その存在感のある映像作品は国際的な評価を得てきました。2007年には第52回ヴェネツィア·ビエンナーレ·イタリア館企画展へ招待作家として出展し成功をおさめています。

コンピュータに取り込まれた独特の手描き線画からなる束芋のアニメーション作品は、日本の日常風景における象徴的なイメージをモチーフとしながら、穏やかに見える光景の表層下に潜む現代の日本社会が抱える複雑な問題点を描き出します。 本展では、2007年ヴェネツィア·ビエンナーレ出展以来初公開となる映像インスタレーション作品「dolefullhouse」と、その共通テーマによって展開される新作ドローイングおよび版画作品を紹介いたします。

ドールハウスという現代における‘理想の家’と、日常生活を営む‘現実の家’ との間に存在する、奇妙な関係性へと向う作家の視線が展開されます。 ひとつの共通テーマによるインスタレーションとドローイング作品の展開は作家にとっても初の試みとなります。

※全文提供: ギャラリー小柳

最終更新 2008年 12月 20日
 

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