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山田浩之 展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 5月 26日

《つち大根》2010年|各:H約50cm|陶
画像提供:ギャラリーなつか
Copyright© Hiroyuki Yamada

「つち大根」 物が溢れ、価値観があいまいになり、物の売買はインター ネットというメディアが主流となる現代社会。作品をリヤカーに乗せ、 無人販売を行うことで何かが見えてきそうな気がする。大根を模った土の 塊は、一つの象徴的なものとして、それ自体を売り歩くことによって現代 社会の中にある価値観を探っていきたい。

山田浩之
1970 兵庫県篠山市生まれ
1992 岡山大学卒業
1993 丹波立杭焼窯元で修業
1994 滋賀県立陶芸の森の研修作家として作陶、信楽焼窯元にて就職
1996 信楽町黄瀬にて独立
2001 信楽町宮町に工房を移転

個展
2005 ギャラリーおかりや、銀座('06 '08 '10)
2006 ギャラリー茜、名古屋
2007 Tong-In Art Gallery、Seoul Korea('08 '09 '10)
2008 ギャラリー蓮、神奈川・大丸心斎橋店現代陶芸サロン
2009 岡山高島屋
2010 ギャラリー香綵、大阪

全文提供: ギャラリーなつか


会期: 2011年5月30日(月)-2011年6月11日(土)
会場: ギャラリーなつかb.p.

最終更新 2011年 5月 30日
 

編集部ノート    執筆:田中 みずき


《つち大根》2010年
各:H約50cm|陶
Copyright© Hiroyuki Yamada

    ギャラリーに並ぶのは、「つち大根」なる、大根を模した陶芸作品。茶色の肌は、畑に埋まっていた大根についた土のように見える。そして、会場にて行われているのは、ギャラリーらしからぬ、「無人販売」だ。作品は1万円で持ち帰れてしまう。何故大根なのか、何故無人販売なのか、と疑問がぽんぽんと引き起こされつつ、土を焼いて作った根っこを持ち帰る人の姿は愛らしいと想像するのも楽しいだろう。


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