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rep extra「SPACE OURSELVES」東京展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 5月 25日

画像提供:LABORATORY / radlab.

本展覧会は、2011年4月28日から5月15日まで、京都河原町三条radlab. にて開催されました「SPACE OURSELVES」展の巡回展です。「SPACE OURSELVES」は、私たちの/による/ための空間を生み出す建築/建築的実践はどのようなものとなるのかを探る展覧会です。

本展は会場となる「3331 Arts Chiyoda」にて実施されている、東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」参加企画として実施されます。よって、2011年3月11日に発生した大震災後の復興過程の中で建築にできるひとつの提案として考えていきたいと思います。元あった住民同士のつながりを維持し、あるいは元々なかったそのつながりをつくり、住民みずからが自分たちの街の姿を想像しながら、いかにその創造へと参加していくのか。もちろんこの問いは建築的にのみ解かれるものではありません。しかし、本展覧会のテーマは、この問いへと建築的なところから応えるひとつの試みとしてもあり得るのではないでしょうか。建築がそこに住む人々の活動に寄り添い、励まし、復興に向けて未来の空間を紡いでいく起点となることを願っています。

コンセプト
「SPACE OURSELVES=私たち自身の/による/のための空間」とは、建築を設計する専門家だけでなく、その場所で生活し日々の営みを行うすべての人=私たちによって生み出され/ 発見され/実践されていく空間のあり方を意味しています。

そのような空間を引き起こし、手助けする建築はどんなかたちをしているのでしょうか。それは「みんな」のものであり、公共の建築ですが、いわゆる「公共建築」と呼ばれるものではないでしょう。それは公のお金で建てられている、大規模である、誰にでも何にでも使える、あらかじめ誰かから与えられるものではありません。「私たち」が空間や建設、その他の要素を共有することができる、また、「私たち」がともに生きている/ 生きていく、ということを問いなおす「公共の建築」。そのとき「建築」は建築物なのか建築行為なのかまた別のものなのかという問いと併せて、それがいかにあり得るかを考えていきたいと思います。

出展者
青木健/PLAY 建築都市人間デザイン研究所
梅原悟/UME architects
大室佑介/大室佑介アトリエ
岡部修三/upsetters architects
近藤哲雄/近藤哲雄建築設計事務所
島田陽/タトアーキテクツ
白須寛規/design SU
木村吉成+松本尚子/木村松本建築設計事務所
中村竜治/中村竜治建築設計事務所
西山広志+奥平桂子/NO ARCHITECTS
福士譲+福士美奈子/フクシアンドフクシ
藤田雄介/CAMP DESIGN INC.
前田茂樹/GEO-GRAPHIC DESIGN LAB.+大阪工業大学前田研究室
元木大輔/DAISUKE MOTOGI ARCHITECTURE
米澤隆/HAP+associates

※全文提供: LABORATORY / radlab.


会期: 2011年6月15日(水)-2011年6月27日(月)
会場: 3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
トークイベント: 2011年6月18日(土) 13:00 - @3331 Arts Chiyoda
レセプション: 2011年6月18日(土) トークイベント終了後

最終更新 2011年 6月 15日
 

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