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ホンマタカシ:イン・アワ・ネイチャー
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 5月 24日

画像提供:三菱地所アルティアム
Copyright© Takashi Homma

テーマは「IN OUR NATURE」自然の姿を捉えた作品を紹介します

雑誌、広告など幅広いジャンルで活躍する傍ら、東京、波、子ども、山などを被写体に制作活動や執筆活動を続けているホンマタカシ。独自のドライな視点で切り取った被写体との距離感、写真というメディアに真摯に向き合い生み出される作品は、国内外で高く評価されています。

1980年代後半からは、広告、ファッションの領域を中心に活躍し、90年代初めにはロンドンの先鋭的なカルチャー誌『i-D』で様々な方法で写真を制作する可能性に触れていきます。1999年には東京の郊外風景と人々を撮った写真『東京郊外』で、第24回木村伊兵衛写真賞を受賞。近年では、書籍『たのしい写真、よい子のための写真教室』(2009年)の出版や、写真の可能性を探るワークショップの開催、2011年には国内初の美術館での個展を金沢21世紀美術館を皮切りに各地で展示を行うなど活躍の場を広げています。

本展では、「IN OUR NATURE」と題した自然の姿を捉えた作品を発表します。初公開となる作品もあり、初夏にふさわしい自然の息吹や清々しさを感じる展示となっております。“NATURE”には、自然だけでなく人間や動物の本性や性質を表す意味を持ちます。写真の中に広がる自然の世界は、ある意味で純粋な自然ではなく、どこかで人の気配を感じさせます。自然の背後に存在する私達の姿を感じながら作品をお楽しみいただけることでしょう。

アート、雑誌、広告など、ジャンルを横断し写真表現の第一線で活躍するホンマタカシの個展に是非お越し下さい。

ホンマタカシ
1962年東京生まれ。写真家。1999年、写真集『東京郊外 TOKYO SUBURBIA』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞受賞。

2008年、ニューヨークのApertureから写真集『TOKYO』を刊行。1993年から2007年までの間に東京をテーマに撮影した作品が収録され、それまでの集大成的な内容になっている。2009年、単行本『たのしい写真 よい子のための写真教室』(平凡社)を刊行。

このほか主な写真集に『Babyland』(リトル・モア/1995年)、『Hyper Ballad:lcelandic Suburban Landscapes』(スイッチパブリッシング/1997年)、『東京の子供』(リトル・モア/2001年)、『Tokyo and my Daughter』(Nieves/2006年)、『NEW WAVES』(PARCO出版/2007年)、『Trails』(マッチアンドカンパニー/2009年)、『Vedove/Widows』(Fantombooks/2010年)、『M』(Gallery360°/2010年)などがある。2010年より東京造形大学大学院客員教授に就任。

※全文提供: 三菱地所アルティアム


会期: 2011年6月18日(土)-2011年7月18日(月・祝)
会場: 三菱地所アルティアム
オープニングレセプション: 2011年6月18日(土)18:00 - 20:00(入場無料、予約不要)

最終更新 2011年 6月 18日
 

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