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The Pencil Of Light
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 5月 11日

画像提供:TOTEM POLE PHOTO GALLERY

五月女久美子、下平竜矢、Coju Hemmi、戸澤麻衣、飛田英夫 によるグループ展。

EMON PHOTO GALLERYでは5名の作家による光と影を捉えたモノクローム作品によるグループ展「The Pencil Of Light」を開催致します。 写真の先駆者であり、初期の写真技術でもあるカロタイプを生み出したヘンリー・フォックス・タルボットは、従来、絵画的手法でしか表現することができなかった対象を写真という魔術的ともいえる装置を発明することにより、光によるフォトジェニック・ドローイングを作り出すことに成功しました。

彼が写真の研究に着手した背景には彼自身の素描技術の失望にあったとも言われていますが、目の前の対象を永遠にかつ忠実に閉じ込め、手に入れることができるというこの写真の性質は、デジタルカメラの普及によって写真技術が大幅に進歩した現在もなお私たちを惹き付けて止みません。 光と影を捉え写し出すことは写真の原点でもあり、モノクローム写真として再び浮かび上がった像は時に一段と鮮やかに色を想起させ、私たちの記憶に呼びかけます。

本展ではタルボットによって1844年に出版された世界最古の写真集『The Pencil Of Nature』(自然の鉛筆)に因み、五月女久美子、下平竜矢、Coju Hemmi、戸澤麻衣、飛田英夫の5名の新進作家達がペンをカメラに置き換えることによって描き出したモノクロームの世界をご紹介致します。

全文提供: TOTEM POLE PHOTO GALLERY


会期: 2011年5月10日-2011年5月27日
会場: EMON PHOTO GALLERY

最終更新 2011年 5月 10日
 

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