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川島清:水量Ⅳ
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2008年 11月 11日

《水量 - 鉄・桜》1984/2000-2006 鉄、木 82.5x60.5x161.6cm copy right(c) 2008 Kiyoshi Kawashima and Galerie Tokyo Humanité

川島清1951年生まれ。'83年に東京芸術大学大学院美術研究科彫刻後期博士課程を満期退学。 1986— '88年にAsian Cultural Council の助成を受けて渡米。P.S.1 プロジェクト(ニューヨーク)に参加。1993年に川島清「内層の視点— Observation」いわき市立美術館。「90年代の日本—13人のアーティストたちの提言」(ローマ市立フォルクローレ美術館、デュッセルドルフ美術館)。2000年「ART-TODAY 2000— 3つの回顧から」(セゾン現代美術館)に出品。精力的に創作活動を続け、個展を発表の中心としている。2006年いわき市立美術館での「彫刻なるもの— 川島清、土谷武、若林奮の作品から」、2007年熊本市現代美術館での「ATTITUDE 2007 人間の家 真に歓喜に値するもの」に出品、日本を代表する彫刻家の一人として活躍しています。 近年の川島の作品は、即物的な物質性を確保し、作品の根幹を成している物質の本源的な質の開示に至り、身体性を通して獲得された作品表面における質の強度と差異を通して、彫刻空間を創り上げている。その質は明らかに物質の始原に向かっている。川島は彫刻の限界性を自覚し、他の誰よりも緊密にその限界性について関わりを持っている。その内容は、円環をなしている終わりのない暗部に入りこんでいることを示しており、それが川島の作品にある種の神秘的なイメージを与えていると思われる。 今回の発表〈水量 IV〉は、重力、時間の刻印、そして凝縮力を開示する〈水量〉シリーズの一連につらなる、 鉄、鉛、木を要素とする新作を発表する。
※全文提供: ギャルリー東京ユマニテ

最終更新 2008年 11月 10日
 

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