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香りをイメージする香水瓶展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 4月 28日

「ショッキング」1937 年
レオノール・フィニ
スキャパレッリ
トルソからヒントを得たデザイン
画像提供:ポーラ ミュージアム アネックス

ボトルデザインから香水の魅力を探る

本展覧会は、20 世紀はじめのエミール・ガレやルネ・ラリックなどのガラス作家によるアール・ヌーヴォー期の作品から、1940 年代のメーカー・デザインのアイデア満載でユニークな香水瓶をご紹介します。ボトルのモチーフやフォルムに注目し、「植物」「動物」「身体表現」「幾何学」といった身近なカテゴリーに分類した、ポーラ・コレクションによる作品約100 点を展示します。併せて、時代背景とともに変化していった香りの変遷をひも解き、参考展示として当時流行した香りを再現します。

香水の歴史は古く、今から4000 年以上も前にさかのぼるといわれています。その希少性から、昔は限られた人しか使用することができませんでしたが、近代以降は香りの抽出法の改良や合成香料の登場などにより、目に見えないファッションとして広く親しまれていくようになりました。香水が一般的になるにつれ、容器のボトルデザインも大きな魅力のひとつとなっていきました。手のひらに収まるほどの小さな香水瓶にはそれぞれの時代の美意識を反映したデザインが施され、香りの多様化とともに、その装飾性を競うようになりました。

言葉による表現を超えた香りのイメージを香水瓶から連想して楽しめる展示となっております。香水瓶のデザインという視点から、改めて香水の魅力を探っていただける展覧会です。

※会期中、より香水に親しんでいただくためにお客さま自身でオリジナルの香水を作ることができるワークショップを開催予定です。

※全文提供: ポーラ ミュージアム アネックス


会期: 2011年7月16日(土)-2011年9月11日(日)
会場: ポーラ ミュージアム アネックス

最終更新 2011年 7月 16日
 

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