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入江清美:佐野川市松様へ
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 4月 20日

画像提供:B-gallery

ロリエや、第一生命、ファブリーズのCMを始め、TBSドラマ「花より男子」に作品提供、また直木賞作家・天童荒太氏やフリーアナウンサー長野智子さんもコレクターである、人気作家・入江清美さんの当画廊での初個展です。シックで東洋的、宗教を感じさせる作品は海外の各アートフェアでも高い評価を得ています。会場では今年2月に参加した香港マンダリンオリエンタルアートフェアのDVDも放映しています。大小約50点の展示で、23日(土)18:00~は作家を囲むパーティーと、クリタマキさん(天童荒太氏の姪)のコンテンポラリーダンスのパフォーマンス(¥500)も予定しております。

入江清美プロフィール
1980 横浜生まれ
2004 多摩美術大学絵画学科油画専攻 卒業
財団法人佐籐国際文化育英財団第14期奨学生
2006 多摩美術大学大学院美術研究科油画専攻 修了 
すどう美術館海外研修制度により短期留学、ESPACIO TAO個展(スペイン/マドリード)ドイツ(カールスル―エ)、イタリア(ボルザ―ノ・ミラノ)、シンガポール、ソウル、香港などのアートフェアに参加。
グループ展、個展等多数

◎タイトル「佐野川市松様へ」
自己の感覚や発想、想像力を確認するためにドローイングはなくてはならない作業に思う。日々の積み重ねによる大量に生まれる自由な表現によって、画面には確固たる意志が生まれる。その中で格子模様の一つである市松模様が増えてきた。

ニ色の四角形を交互に配したこのパターンは、江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が舞台「心中万年草」で、白と紺の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博し、着物の柄として流行したことから「市松模様」・「市松格子」・「元禄模様」などと呼ばれるようになった。歴史的に有名な模様を現代の目で新しく捉え直すと共に、内なる個人的な衝動を追及する。“有と無”“生と死”“実と虚”“表と裏”という正反対の事実がこのパターンによって暴かれるであろう。

※全文提供: B-gallery


会期: 2011年4月19日(火)-2011年5月5日(木・祝)
会場: B-gallery

最終更新 2011年 4月 19日
 

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