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白金アートコンプレックス合同展覧会:Shuffle | シャッフル
編集部ノート
執筆: 田中 みずき   
公開日: 2011年 4月 25日

本堀雄二 「紙の断層 透過する仏」展覧会風景|INAXギャラリー 2010|Photo by Mitsutaka Kitamura

近世の日本美術と並べられた現代美術は、新入生のようだ。うまく馴染んでいるものもあれば、全く共通点が見出せないものもある。馴染んでいるものでも、モチーフに通じるものがあるのか、手法が同じなのか、雰囲気なのか…良く観ていると、自分の古美術観も露になってきて面白い。作品だけが孤立しているのではなく、何と組み合わせて観るのか、どんな場所で観るのかによって作品の見え方が全く違って見えるということも、作品が買われていった先で遭遇する状況だろう。春の日に、新しい出会いを目撃する楽しさがある。

最終更新 2015年 11月 02日
 

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