作家コメント
あくまでも仮として〈個〉と されている個を守り保持していく為のカタチを、「SHELTER」という括りで表現 しようと 思います。世界史に残る大災害が起こり、多くの人が亡くなりました。特にそういう状況の中露出された 〈個〉に「SHELTER」 の厚さは増していきます。一方では、集合体としての強固さを希求せざるをえません。 私は僧侶という立場で日常的に人の死というものに接していますが、生まれる為に「SHELTER」に入 り、 結局最後に「SHELTER」に入って・・・などと考えてしまうのです。でも、「SHELTER」 は常に外界を意識してるわけです。

小高一民 （KODAKA Kazutamy）
1967　埼玉県加須市に生まれる（久喜市在住）
1991　東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
2005　大正大学仏教学研究科真言学専攻修士課程修了

個展
1996　個展　小高一民の彫刻（ときわ画廊）
1998　個展　小高一民の彫刻“HERO！？”（ときわ画廊）

主なグループ展
1994　日向現代彫刻展（大賞受賞）
1995　宮崎現代彫刻空港展(以後毎年出品)
1997　Work's’97展（横浜市民ギャラリー）、ストーンミュージアム石の彫刻展(以後毎年出品・香川県庵治町)　
2001　SMALL STONE EXHIBITION（プラザギャラリー）
2003　スタジオ・バンクハウス展（三鷹市芸術文化センター）
2005　我孫子野外美術展
2010　分岐点－埼玉県東北部（埼葛地域）の現代美術家たち（栗橋いきいき活動センター）

主なシンポジウム
1992　第8回播磨新宮石彫刻シンポジュウム
1993　第20回岩手町国際石彫刻シンポジュウム
1995　’95木により彫刻青森展
1999　中国桂林愚自楽園第7回国際彫刻シンポジュウム
2001　Symposium du granit des marches de Bretagne（フランス・ブルターニュ地方）

※全文提供：　プラザ・ギャラリー

会期：　2011年6月4日（土）－2011年6月26日（日）
会場：　プラザ・ギャラリー