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森裕子:フーコーの振り子とコリオリの力
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 3月 24日

画像提供:Ohshima Fine Art
Copyright© Yuko Mori

作家コメント
世界中にこの振り子は存在します。 ゆっくりと動く巨大な振り子は辺りを不思議な空気に包み込み、 この振り子が世界を創り、支えているようにも思えてきます。

昔外国で見た静かに動くこの振り子は、頭の奥のほうに刻まれ、ずっと振れ続けています。

私は日常生活の中で、何かに歪められた風景を見ているのではないかと怖くなることがあります。 あらゆるものは、見る角度によって違う意味を持ちます。

それに対し、作品の中では普段の世界の設定を壊し、造り変え、色んな空間を同時に存在させることができます。

私は作品と過ごしている間、画面の中の時が止まり、重力が変化し、おかしな空間が生まれ、そしてまたゆっくりと動き出す瞬間を見逃さないよう待っています。

フーコーの振り子は、簡単に言えば、地球が自転している証明の実験である。フーコーは重りをつけた振り子の実験によって、振り子の振動方向が、少しずつ回転する様にずれていくところ見せ、地球の自転を視覚的に証明した。

コリオリの力 とは、向転力 ともいわれ、回転している場所で、ものが移動した際に移動方向と垂直な方向に移動速度に比例した大きさで受ける慣性力である と解説されるものである。 地球の自転によって生ずる例えば台風の渦などの‘ずれ’がコリオリの力と呼ばれている。

森裕子
1982年生まれ

個展
2007  「モリノシズク」トーキョーワンダーサイト本郷
2008  「poco a poco」artdish,東京
2009  「キラル。アキラル。/ Chiral. Achiral.」Ohshima Fine Art

グループ展
2006  「ワンダーシード2006」TWS渋谷、第一回「大黒屋現代アート公募展」大黒屋、栃木県、「トーキョーワンダーウォール2006」東京都現代美術館
2007  「ワンダーシード2007」TWS渋谷、「シンジュクアートインフィニティ pre-EXHIBITION」旧マルイシティ新宿工事壁面 、「TWS Art cafe extension」TWS渋谷
2008 「ワンダーシード2008」TWS渋谷、第三回「大黒屋現代アート公募展」大黒屋、栃木県、「AOYAMA ART JUNCTION」スターバックス青山骨董通り店
2010 SPRING SHOW-Room with a view - ten artists, ten creations/Ohshima Fine Art、ULTRA003/Spiral 東京

トークイベント
東京アートウイークの一環として、神楽坂アートコンプレックスでもトークイベントを開催いたします。 3ギャラリーのお話を全て聞けるように、時間順になっています。

「ダイアローグ in 神楽坂」:4月1日 18:00 - 20:00 
18:00- Ohshima Fine Art  都築響一氏のトーク
18:30- MORI YU GALLERY 小沢さかえさんのお話
19:30- imura art gallery   橋爪彩×島田雅彦×渋谷慶一郎対談

※全文提供: Ohshima Fine Art


会期: 2011年3月26日(土)-2011年4月16日(土)
会場: Ohshima Fine Art
オープニングレセプション: 2011年3月26日(土)18:00 - 20:30

最終更新 2011年 3月 26日
 

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