加賀城健:transFLAT |
編集部ノート |
執筆: 平田 剛志 |
公開日: 2011年 2月 09日 |
染織による色彩の滲み、ぼかしを用いて、抽象的でエキセントリックかつサイケデリックな絵画を制作してきた加賀城健の2年ぶりの個展。本展では新たな試みとして、染色・脱色した布の上にバインダーと呼ばれる液体樹脂でドットを描き、ワッペンを貼るなどの試みをしている。中でも《surfsup》《王国》の大作2点を組み合わせた展示は、地の色彩層と図のドット層が重なり合い、さながら3D映像のような奥行きとレイヤー構造で鑑賞者を「transFLAT」な世界へと誘う。 |
最終更新 2018年 4月 07日 |