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中村貴弥:境界なき世界-太陽の森ー
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 2月 02日

画像提供:新生堂|Copyright © Takaya Nakamura

京都造形芸術大学 日本画コースを卒業後、千住博氏のニューヨークスタジオにてアシスタントをし作品の制作をはじめた中村貴弥は、2009年に帰国し、現在同大学大学院修士課程に在学しています。

このたび、全体の展覧会テーマを【境界なき世界】と名づけ、大雅堂にて行われる「薄明の塔」からストーリーが始まり、「太陽の森」(新生堂)、「月の森」(京都造形芸術大学)と三つの会場で構成されています。

「太陽の森」である新生堂会場では、鏡やガラスに絵を描く"グラスペインティングシリーズ"を用い、鏡やガラスに移り込む"現実"と、そこに描かれた"非現実"が不思議なであいとなり、その異次元が鏡の中で合わさることによって境界が消失したように見えてくる。大きな鏡が宙に浮く会場。見る側が鏡にうつり、その横に中村の世界が存在する、「太陽の森」に足を踏み込んでみてはいかがでしょうか。

「境界なき世界」
ある日、鏡の前に立った瞬間、その奥にもう一つの世界を見た。
それはただ映り込んだ反射空間ではなく私にとって実在する空間であった。
神秘的で少し違和感を覚えるが安心できる。。。まったく音の無い世界。。。
そんな世界に思わず手を伸ばしたが、それはただの鏡面であった。

それから鏡やガラスに絵を描くグラスペインティングシリーズが始まった。

-中村貴弥

【境界なき世界】シリーズ展覧会
◆新生堂 「太陽の森」
2月9日(水)~25(金)

◆大雅堂 「薄明の塔」  http://www.masacor.com/taigado/index.html
2月18日(金)~3月2日(水)
京都市東山区祇園町北側301-2

◆京都造形芸術大学 未来館 「月の森」
2月24日(木)~3月6日(日)
京都市左京区北白川瓜生山2-116

中村貴弥 Takaya Nakamura
http://www.takayanakamura.com
1982年京都生まれ。 京都造形芸術大学日本画コース卒業後、日本画家 千住博氏のニューヨークアトリエにてアシスタントをしながら制作を始める。2009年、帰国。現在、同大学の大学院(芸術表現専攻)修士課程在学中。千住博氏に師事。鏡の上に岩絵の具で描くスタイルが特徴的である。

2005 日・独芸術交流展Schloss Mitsuko  [テテロウ/ドイツ]
2007 International Arts Movement Silent Auction Space 38|39  [ニューヨーク /アメリカ]
2009 天の川会 展天満屋岡山店 美術ギャラリー  [岡山]
2009 風の会 展日本橋三越本店 美術特選画廊  [東京]
2009 「そんざいかん」ART PROJECT ROOM ART ZONE  [京都]
2009 京都造形芸術大学大学院 芸術表現専攻 日本画作品展室町アートコート  [京都]
2009 「俺たちのマニフォールド」海岸通ギャラリーCASO  [大阪]
2010 個展 アートフェア東京  [東京]

コレクション
Schloss Mitsuko  [テテロウ/ドイツ]

※全文提供: 新生堂


会期: 2011年2月9日(水)-2011年2月25日(金)
会場: 新生堂 一階会場

最終更新 2011年 2月 09日
 

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