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李禹煥 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 1月 13日

2007年、SCAI THE BATHHOUSEでの展覧会風景
撮影: 木奥恵三
画像提供:SCAI THE BATHHOUSE

李禹煥は1936年韓国生まれ。1956年に来日。60年代後半より「もの派」を牽引する中心的なアーティストとして活躍。以来その制作活動は常に国際的に注目され続けています。 2010年には香川県直島に「李禹煥美術館」が開館。作品に併せて設計された美術館は、李禹煥の世界を贅沢に堪能できるスペースとして大きな話題となっています。

李禹煥の作品の特徴は「作らない」という意図的な行為から生まれる「余白」であり、その中に作家が制作に向き合う信念と緊張感が感じられ、強いオリジナリティーが存在しています。 それは東洋的、西洋的というカテゴライズにもあてはまらず、誰にも追随することの出来ない李禹煥独自の表現となっています。 「もの派」の代表作家として認識されることから始まりながらも、今やその枠を容易に越え、唯一無二の作家であるという地位を獲得しているといえます。

近年の国際的な活動を総括するかのように、2011年6月にはニューヨーク、グッゲンハイム美術館にて大規模な回顧展が開催されます。本展は現代美術史に大きなインパクトを与える、非常に重要な展覧会になることでしょう。

今回のSCAI THE BATHHOUSEでの展覧会では、グッゲンハイム美術館での個展に先立ち、新作を発表いたします。 ペインティングを中心に構成され、これから開催される回顧展へのアプローチとなるような斬新さに満ちた展示となります。

※全文提供: SCAI THE BATHHOUSE


会期: 2011年1月14日(金)-2011年3月5日(土)
会場: SCAI THE BATHHOUSE

最終更新 2011年 1月 14日
 

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