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ワタシタチノ コトバハ ドコ? ~アートとコトバの関係ってどうなってるの?
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 1月 09日

大竹純子 作品|画像提供:Port Gallery T

さくまはな 作品|画像提供:Port Gallery T

3331 Arts Chiyodaで1月15日に開催される本プログラム『ワタシタチノ コトバハ ドコ?』の特別プレ開催。

ロンドンを拠点にする大竹純子は、翻訳、解釈、変化を軸に実験的なインスタレーション作品や音楽家とのコラボレーション等を展開中のアーティストです。また、さくまはなは、長年の英国滞在の体験から言語やミステイクを基にした作品を発表する一方、文化交流の架け橋となる活動も多彩に展開中。その二人のトークセッションプログラム3 時間です。

母国語という、ともすればあたりまえのコミュニュケーション環境から飛び出すことで培った発想や感性を携えた二人のアーティストが、いま着目している事は何か。コミュニケーション力の回復は、年代を問わず現代社会が抱える課題の1つでもあります。参加する私たち自身も、感覚をほぐしながら、瑞々しい発想を探る機会になればと思います。美術に興味のある方はもちろん、人と人との関係、コミュニティー、教育に関心のある方など、広く多くの方にお集まりいただき、発見を結ぶ有意義な時間になりましたら幸甚です。

「ワタシタチノ コトバハ ドコ?」は、英国を中心に活動する大竹純子とさくまはなの最新アー ティストトークイベントです。異なるアプローチでアートとコトバに関わっている2 人のトークが 一つの空間で行われます。タイトル「ワタシタチノ コトバハ ドコ?」は、普段使っているコト バに対してふと感じる 「違和感」や「ズレ」「伝えたいのに、言い回しが見つからないもどかしさ」などを表しています。本イベントでは、このようなコトバのもつ役割や働き、それもどちらかというと不完全な面にスポットをあてて、コミュニケーションギャップのメカニズムと創造性について探っていきます。
(大竹純子・さくまはな)

プログラム構成
13:00 トーク・大竹純子
「物語る」の切りとり方 ̶ ナラティブの偶然と必然

13:30 コラボレーションパフォーマンス
大竹純子Xナターシャ・ベイリー from T to T

14:00 トーク・さくまはな
「母国語の外へちょっとだけはみだしてみる」第二言語としての英語とアートの関係性を探る

15:00 ディスカッション (お飲み物をご用意いたします)

大竹純子
1979 年生まれ。ロンドン大学スレードスクール修士卒業。現在、ロンドンを拠点に制作活動を行 う。翻訳、解釈、変化を基本コンセプトとして、プロセスを再現するような実験的なインスタレー ションを中心にサウンド、16mm フィルム、パフォーマンス、版画などによる作品を発表。また、 アーティストや作曲家、ミュージシャンらとのコラボレーションも積極的に行う。
作家ホームページ http://junkootake.com/

さくまはな
1970 年生まれ。ロンドン芸術大学チェルシーカレッジ博士課程修了。長年の英国滞在の中で培っ た日本人英語とミステイクを題材にインスタレーション、英語を用いたテキストワークなどを作成。活動の一環として、国際アートシンポジウムArt of Research: Research Narratives 2008 な ど英国にていくつかのシンポジウムの企画運営にコアメンバーとして関わる。2010 年に帰国し、 現在、関西の大学に勤務。ここでのトークイベントが帰国最初の発表となる。

※全文提供: Port Gallery T


会期: 2011 年1 月10 日(月・祝)13:00~16:00(受付12:45 より)
会場: Port Gallery T
参加費: 1,000 円(要予約・お飲物をご用意します)
参加予約: (電話)06-6185-3412 /(メール) このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください

最終更新 2011年 1月 10日
 

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