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世界4都市6箇所同時開催Felix Gonzalez-Torresビルボード・プロジェクトの東京展示
ニュース
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 1月 05日

Felix Gonzalez-Torres
“Untitled (It's Just a Matter of Time)”1992年
画像提供:ヒロミヨシイ

ニューヨークのAndrea Rosen Gallery にて開催中の『AMNESIA』展をはじめ、世界4都市6箇所にて同時展示される、Felix Gonzalez-Torres ビルボード・プロジェクトに、ヒロミヨシイが東京での展示を開催。

1月22日(金)まで、東京都港区北青山2-11-8 (ワタリウム美術館の斜め向い)ビルにて、ビルボード作品が展示される。

Felix Gonzalez-Torres ビルボード・プロジェクト・コンセプト
黒地のビルボードに白のゴシック文字で 「Es ist nur eine Frage der Zeit」(ドイツ語で 「It's Just a Matter of Time./時間の問題」の意)と書かれた上写真作品は、Felix Gonzalez-Torres の「Untitled (It's Just a Matter of Time)」1992年 です。この作品は元々、1992年、ハンブルグ美術館での展覧会「Gegendarstellung - Ethics and Aesthetics in Times of AIDS / 答え- エイズの時代の論理と美学」に出展されました。
この作品は展示の際、他の Felix Gonzalez-Torres のビルボード作品と同様、 野外の何カ所かに同時展示されなくてはならないという条件があります。通常、ビルボードは展覧会開催都市またはその近郊に設置されますが、今回は同展覧会に展示される、河原温「"Today" シリーズ」が制作された都市、デュッセルドルフ、ニューヨーク、パリ、東京に設置されています。
展覧会のテーマは、時間や歴史、記憶の移ろいやすさ、そして場所と時間の 強力な相互作用とずれです。ビルボードが設置された場所と時代により、この 作品の意味は大きく変わってきます。矛盾し、いくつもの意味を持つテキストは、進歩の無さへの批判であると同時に、歴史的な記憶喪失(Amnesia)という症状が共通のものである証、約束の成就の象徴として、共鳴し続けています。(テキスト提供:ヒロミヨシイ)

最終更新 2011年 1月 09日
 

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