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油絵の魅力 イズムを超えて
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 12月 17日

岸田劉生《黒き帽子の自画像》1914年
画像提供:和歌山県立近代美術館

和歌山城内にあった県立美術館を前身とし、1970 年11 月に和歌山県立近代美術館として出発した本館は、1994 年に現在の建物に移りました。開館以来今日まで、和歌山県ゆかりの作家とその作品を中心にした活動を続け、美術館の根幹ともいえる収蔵作品は一万点を超えるまでになりました。

本年度は開館40 周年を記念し、当館のコレクションを中心にした各分野の名品を紹介する展覧会を3 部構成で開催しています。最終回となる第3 部では、「油絵」の作品をご紹介します。

油絵は元々日本にあった絵画ではありません。本格的には明治時代以降、西洋美術の技法と理念が移入され、発展したものです。技術の学習から始まった油絵は、日本という風土、日本人の感性によって磨かれ、独自の表現を生むにいたりました。

今回の展覧会では、明治時代から現代までの油絵作品約80 点が展示されます。表現の傾向や主張による主義(イズム)を超えて、それぞれの作品が持つ魅力を感じていただければ幸いです。

※全文提供: 和歌山県立近代美術館


会期: 2011年1月4日(火)-2011年2月13日(日)
会場: 和歌山県立近代美術館

最終更新 2011年 1月 04日
 

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