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鹿島茂コレクション1 グランヴィル-19 世紀 フランス幻想版画
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 15日

《人間嫌い-誰かのためにいるわけじゃない》
『当世風変身譚』初版1829 年刊、パリ
画像提供:練馬区立美術館

本邦初となるグランヴィルの個展。

ジャンルを問わない執筆活動により、多くのファンをもつフランス文学者の鹿島茂氏は、古書愛好家としても知られ、膨大なコレクションを所有されています。本年より練馬区立美術館では、その蒐集作品群を連続的に展覧することとなりました。

第1回目となる本展では、『不思議の国のアリス』で知られるルイス・キャロルなど、あらゆるアーティストの創作活動に影響を与え、後にシュルレアリズムの先駆と評された奇才の版画家、J.J.グランヴィル(GRANDVILLE,J.J.)をご紹介します。

グランヴィル(本名:ジャン=イニャス=イジドール・ジェラール/GÉRARD,Jean - Ignace - Isidore)
1803 年、フランスのナンシーに生れます。喜劇俳優の祖父の芸名からとった「グランヴィル」という名で世に出ることとなる彼は、1825 年にパリへ出ます。当初、舞台衣装を手掛けるなどしていましたが、程無く版画へとその情熱を傾けるようになり、1829 年には人獣戯画の『当世風変身譚』を制作、ゆくゆくグランヴィルの真の才能が開花する舞台を示唆しています。
1830 年代に入ると、諷刺新聞『ラ・カリカチュール』(1830-35)などへ政治諷刺画を寄稿、政治諷刺の世界で活躍します。1835 年、政治諷刺画に対する検閲法が施行されると、グランヴィルの活動の場は本格的に挿絵の世界へと移ります。以降、『動物たちの公私にわたる生活の情景』(1842)、『もうひとつの世界』(1844)、『生命ある花々』(1847)、そして1847 年の彼の死から2 年後に刊行された『星々』(1849)と、後のあらゆるアーティストへ影響を及ぼす独自の世界をこの短い生涯の中で作り上げました。

鹿島茂氏 プロフィール
1949 年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程修了。1991 年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、1996 年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、1999 年『愛書狂』でゲスナー賞、2000 年『職業別パリ風俗』で読売文学賞を受賞、他著作多数。共立女子大学教授を経て、2008 年4 月より明治大学国際日本学部教授。専門は19 世紀フランス文学。

鹿島茂氏講演「グランヴィル狂-グランヴィルのものなら何でも蒐あつめたい!」
3 月12 日(土)14 時~15 時30 分
対象:中学生以上|定員:50 名(事前申込制、抽選)
〈申込方法〉
1.イベント名 2.住所 3.氏名(ふりがな)4.年齢(学年)5.電話番号 を記入の上、往復はがき(〒176-0021 練馬区貫井1-36-16)、又はEメール( このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください )にて、練馬区立美術館へ。Eメールのタイトルは「鹿島茂講演申込」。2 月25 日(金)締切(必着)。1通で2名様までご応募いただけます。連名で記載してください。

※全文提供: 練馬区立美術館


会期: 2011年2月23日(水)-2011年4月10日(日)※3月21日(月・祝)開館、22日(火)休館
会場: 練馬区立美術館

最終更新 2011年 2月 23日
 

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