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西武アキラ:Washed ashore
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 11月 17日

画像提供:ナンヅカ・アンダーグラウンド
Copyright © Akira Nishitake

西武アキラによる新作個展。メインギャラリーの壁全面を使ってのウォールドローイングを中心に、新作のドローイング作品を発表致します。

西武アキラは、1980年愛媛県生まれ、成安造形大学立体造形クラスを卒業後、CCA北九州を修了したアーティストです。これまで、「神戸アートアニュアル・ミルフィーユ」(2002年)、「群馬青年ビエンナーレ’05」(2005年)、「NO MAN’S LAND」(2010年)等に出展する他、海外ではデンマークのSENKO STUDIOでの個展(2009年)等、ウォールドローイングとドローイングを組み合わせた表現を軸に、精力的な活動を続けてきました。

一見無秩序に見える西武の作品は、身体的なメッセージと記号として捉えた様々な風景のイメージによって構成されています。宇宙空間を思わせる黒や白の画面に浮かぶパルテルカラーの細胞、あるいは洞窟や巨大生物の胃の中を彷徨う微生物、あるいは異星人の描く楽譜を連想させる西武の作品は、私たちの視覚の持つ不思議な機能に軽快に挑み、そのイマジネーションを掻き立てます。

西武は、今回の個展に寄せて、次のように語っています;

「Washed ashoreは、昨年のデンマークで展示したマンボウの数億の卵をテーマにしたMola Mola Momentの続編です。漂着した生き物や物体は、元の姿の一部を留めながらまったく別の存在になっています。表面が剥ぎ取られたモノの方が魅力的にみえるのです。流れ着いたもので出来た漂流鍋のようなドローイングになれば良いと思います。」

※全文提供: ナンヅカ・アンダーグラウンド


会期: 2010年12月14日(火)-2010年12月23日(木)
Closingレセプション :  2010年12月23日(木)15:00 - 18:00

最終更新 2010年 12月 14日
 

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