昭和シェル石油株式会社によって、現代美術を担う将来性ある若手作家（40 歳以下）の発掘に貢献する事を目的に1956年に創設された「シェル美術賞」。今年度は、「時代を照らす、限りなき創造へ。」というメッセージで作品が公募され、950名の作家、1,410点に及ぶ作品の応募からグランプリ1 点を含む計37 点の受賞・入選作品が9月26日に選定された。

本江邦夫審査員長（多摩美術大学教授）、島敦彦審査員（国立国際美術館学芸課長）、家村珠代審査員（インディペンデント・キュレーター）による審査の結果、グランプリ1点、審査員賞3点、審査員奨励賞3点を含む、計37点の受賞・入選作品を選定しました。なお、シェル美術賞2010 のグランプリは、最終審査での協議で審査員の支持を集めた小野さおり さんの『ハジマリノザワザワ』に決定。

11月19日（金）13:30より代官山ヒルサイドフォーラム（東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF 棟１階）にて、受賞・入選作家および審査員を招き、表彰式・講評会・オープニングレセプションが行われる。また今年度は、表彰式後に37名の受賞・入選作家からのコメントを交えつつ、審査員3 名が作品を講評する「講評会」も開催される。

「シェル美術賞2010」詳細と展覧会無料入場引換券ダウンロードは公式ウェブサイト＜http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/＞にて。