展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 11月 15日 |
hana、柳沢光二、修田潤悟による写真展。
この不思議な3人展、結びつきはいったい何なのだろう。僕にとってhana さんは数年まえに出会ったばかりのごく 新しい友達だ。 一方、柳沢、修田の両氏はもうかれこれ30 年来の親友だ。 実は二人とは同じ日に出会っている。 まだ20 代の若かりし日、ある意図によって集められた新進気鋭のアート ディレクターと写真家として出会ったのだ。 そこで初めて僕は、 同世代のアートディレクターである二人と意気投合した。広告代理店に勤める柳沢と修田。その後たびたび仕事をすることになる。彼らを通して僕は広告を学んだ。二人は写真の大好きなアー トディレクターだった。写真の好きなアートディレクターとする仕事は楽しい。 修田は写真作家としても活躍している。趣味ではない、たぶん仕事より本気だ。柳沢は日本を代表する飛行機のブリキのコレクターだった。二人は僕の大切な友人だ。 そんな彼らをまるで旧知のようにそそのかし、一緒に写真展を開催するというhana さんの凄さ! そういえばhana さんとの出会いは、mixi を通じて、 彼女の参加しているグループ展を、見に来ませんかと誘われたと ころからはじまる。フォトブロガーのスターというふれこみの彼 女と僕はすぐに仲良くなった。まるで男を惑わす魔性の女?実際 はさして色気はないがパワフルな人間関係構築者であり、表現をすることが大好きな都会的な女性だった。 彼女の周りはどうやら時間が早く進むらしい。そばに寄るとさまざまなことが次々と発明され動き出す。僕の二人の親友も彼女に操られ、こんな楽しい写真展を人生の節目にプレゼントされるなんて、なんて幸運なんだろう。 -横木安良夫
hana(はな) 東京生まれ、東京在住。学習院女子高等科写真部にて初めて暗室に入る。 学習院大学文学部フランス文学科卒業。 自分が生まれ育った阿佐ヶ谷をはじめとして、日常の生活に当たり前にあるものを「意識して見る」ことにこだわりを持ち、撮り続ける写真家。2010.12よりワークショップ「写真のおけいこ」、撮影会「シリーズ撮影会 目で歩く」を毎月アトリエにて開催 2010 「 デジカメ散歩」写真展(“PENで撮るクリエーターの視線 ”参加)/DVD発売/BS JAPAN 出演、「 ハッセルブラッドとデジタル散歩」DNPフォトルシオ トーク、「プリントを楽しむ!」 トークショー(銀座apple store theather ) 2009 「ハワイ写真さんぽ」個展(Up field Gallery)/出版(エイ出版社) 2008 「 SO-CO-i-ra」 個展(Up field Gallery)、「hanaの東京ご近所写真散歩」出版(エイ出版社 エイ文庫) 2007 「サクラドロップス」 個展(銀座、札幌、梅田CANONギャラリー) 2005 「GR DIGITAL BOX」 参加 公式サイト hanaの東京写真散歩 http://hana-photography.com
柳沢光二(やなぎさわ こうじ) 1950年・東京生まれ。蠍座。東京芸術大学卒業後、電通でアートディレクターとして広告制作。今年10月に退職。航空ジャーナリスト協会会員。葉山・森戸川村会員。現在、上野の科学博物館「空と宇宙展」で航空機関連のコレクションを展示中。
修田潤悟(しゅうでん じゅんご) 1952年・北海道生まれ、東京在住。博報堂アートディレクター。多摩美術大学卒業。19 9 0年頃から写真を始める。ポラロイドフィルムによる作品を約10年間制作。 1991 個展「ざっく・ばらん」(ポラロイドギャラリー) 1994 個展「修田潤悟写真展」(ハナエモリ・オープンギャラリー) 1998 個展「神ノ原」(ポラロイドギャラリー) 2001 第2回ポラロイド国際フォトグラフィ・アワード、[アジア/パシフィック賞受賞(] USA)、個展「神ノ香」(ポラロイドギャラリー) 2002 「ポラロイド写真の世界―時を越えて」(ポラロイドギャラリー)、「ポラロイド ピンホール写真の世界」展(ポラロイドギャラリー) 2003 「ポラロイド国際フォトグラフィ・アワード受賞作品」展(ポラロイドギャラリー) 2005 個展「修田潤悟写真展」(北見東急デパート) 2009 「One Image」チャリティー写真展(USA) パーマネントコレクション:ポラロイドコレクション( USA)・ハンブルグ工芸美術館( ドイツ)・スミソニアン博物館( USA) 他 公式サイト http://www.jungoshuden.com/
※全文提供: アップフィールドギャラリー
会期: 2010年12月16日(木)-2010年12月26日(日)
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最終更新 2010年 12月 16日 |