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アンリ・ルソー:パリの空の下で ルソーとその仲間たち
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 11月 12日

アンリ・ルソー《ムーラン・ダルフォール》1895年頃
油彩/カンヴァス|37.8×45.5cm|ポーラ美術館所蔵

不思議な魅力で観るものを惹きつけてやまない異色の画家アンリ・ルソー(Henri Rousseau 1844-1910)の作品は、ポーラ美術館のコレクションのなかで特別な位置を占め、充実した内容を誇ります。2010 年9 月より画家の歿後100 年を記念して、当館が収蔵するルソー作品と、国内で所蔵されている選りすぐりの作品を合わせ、計16 点を展観し、ルソーが描き出したパリとその近郊にみる近代的風景、熱帯のジャングルをモティーフにした夢幻の世界を探究します。また、ルソーの才能をいち早く評価し、老画家を敬愛したピカソをはじめとするモンマルトルの前衛画家たち、ルソーの系譜をひく素朴派の画家ボーシャン、ボテロ、そしてルソーを「偉大な世紀の芸術家」と讃えた日本の洋画家の岡鹿之助を紹介します。

本展覧会では、第1 章「ルソーのパリ 世紀末都市のパノラマ」、第2 章「ゴーガンとルソー 熱帯への憧憬」、第3 章「ルソーの夜会とモンマルトルの画家たち」、第4 章「ボーシャンとボテロ 絵画における素朴」、第5 章「岡鹿之助 日本とルソー」の5 つのセクションから構成されます。また世田谷美術館所蔵のルソー作《フリュマンス・ビッシュの肖像》など国内の所蔵作品を含め、43 点の油彩画と、水彩画・鉛筆画など約6 点の合計約50 点のルソーとその芸術に触発された画家たちの作品を一同に展覧します。いまだ知られざる20 世紀絵画の先駆者ルソーの多彩な魅力に迫るまたとない機会といえるでしょう。

出品作家
アンリ・ルソー、ポール・ゴーガン、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、マリー・ローランサン、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、モーリス・ユトリロ、アンドレ・ボーシャン、フェルナンド・ボテロ、岡鹿之助

■ 講演会「アンリ・ルソー:パリの空の下で」
【日程】 2010 年11 月21 日(日) 14:00~15:30
【会場】 ポーラ美術館講堂
【講師】 今井敬子(本展担当学芸員)
※ 聴講無料(ただし要入館料)、先着100 名様まで

■ 歿後100 年記念講演会「アンリ・ルソーの偉大さ」
【日程】 2011 年3 月6 日(日) 14:00~15:30
【会場】 ポーラ美術館講堂
【講師】 岡谷公二(跡見学園女子大学名誉教授)
※ 聴講無料(ただし要入館料)、先着100 名様まで

■ 担当学芸員によるギャラリートーク
展覧会の見どころを展示室でご紹介します。
【日程】①2010 年10 月25 日(月) ②12 月4 日(土) ③2011 年1 月15 日(土) ④2 月12 日(土) ⑤3 月11 日(金) 全5 回
※ いずれも14:00~15:00.先着30 名様まで。当日、館内の講堂にご集合。
※ 参加無料(ただし要入館料)

※全文提供: ポーラ美術館


会期: 2010年9月11日(土)-2011年3月13日(日)9:00 - 17:00(入館は16:30まで)|会期中無休

最終更新 2010年 9月 11日
 

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