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篠山紀信:山口百恵|篠山紀信
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 11月 10日

画像提供:ヒロミヨシイ|Copyright © Kishin Shinoyama

元気のない日本、今や混迷と衰弱して行く現実を肌で感じながら、かつての元気だった日本を思い起こす人々は少なくないと思います。

70年代の日本、60年代の高度経済成長を経て80年代バブルへ向かってまっしぐらに進む日本、混沌としながらも元気溢れる時代、その象徴が山口百恵ではなかったでしょうか。70年代を語れば山口百恵を、山口百恵を語れば70年代が思い浮かんできます。疲弊した時代の今、山口百恵を再び思い起こすことがどんなに日本を元気にしてくれるでしょう。

hiromiyoshiiでは、70年代に篠山紀信が撮った山口百恵の作品を展示し、並びに4500枚のスティール写真から構成した『NHK特集 山口百恵 激写/篠山紀信』(1979年)も上映予定です。 是非ご高覧ください。

篠山紀信
1940年生まれ。1968年にフリーの写真家となって以来、40年以上に渡って高度経済成長以後の日本の姿を社会へと送り出し続けてきた。社会的な話題を常に提供し、現在でも第一線で活躍する、写真家のオーソリティである。

現在までに300冊以上の写真集を発表し、日本写真批評家協会新人賞、芸術選奨文部大臣新人賞、毎日芸術賞、国際写真フェスティバル金賞など数々の賞を受賞している。展覧会への出展だけでなく、ポピュラーな雑誌等にも非常に活発に作品を掲載しており、多くの日本人は彼の写真を通じて、日本のスターやアイドル、そして日本そのものの姿を”知って”きた。「激写」「シノラマ」「カメラ小僧」「digi+KISHIN」など、写真家活動にまつわる特徴的なキーワードを生み出し、自身の存在と共に、写真活動のあり方を人々に強烈に印象付ける、篠山自身がポップアイコン的な存在でもある。

現在、台北市立美術館にて、1800x4500mmの特大シノラマをはじめとした70数点の迫力ある作品群で校正される大規模な個展『SHINOYAMA KISHIN: SHINORAMATOKYO』を開催中。

※全文提供: ヒロミヨシイ


会期: 2010年11月27日(土)-2011年1月15日(土)
会場: ヒロミヨシイ
レセプション: 2010年11月27日(土)18:00 - 20:00

最終更新 2010年 11月 27日
 

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