異色のコレクターS氏が30数年かけて蒐集した駒井哲郎コレクション約100点の中から、昨年は、同じ版から刷られた同じ作品を敢えて複数コレクションするという、滝沢恭司（町田市立国際版画美術館学芸員）氏をもって「コレクションの異端」と言わしめた蒐集作品30点を展示し、多くの人を驚かせました。

今年は、駒井哲郎の生誕90周年です。

今回第二回となる展示では、「銅版画の詩人」と謳われ、叙情的な面が高く評価される駒井版画の奥底に流れるものを掬いあげ、S氏コレクションの二つ目の特色である「生命あるものへ」の視点を凝縮した展示にします。

※全文提供：　ときの忘れもの

会期：　2010年10月26日（火）－2010年11月6日（土）