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リー・キット:Well, that's just a chill.
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 10月 19日

《ストーリー11: なぜお茶をこぼしたのか》2010年
Acrylic on fabric, sewing, found image on internet, wooden panel (detail)
画像提供:シュウゴアーツ|Copyright © Lee KIT

リー・キット (Lee Kit) の日本初の展覧会。リー・キットは1978年、香港生まれ。現在も香港で活動しています。主な展覧会に2008年第3回広州トリエンナーレ、2009年ソウルでのプラットフォーム イン キムサに出品し、香港だけでなく国際的にも注目を集め、今後の活動が期待されている作家です。

リー・キットの“Hand-painted cloth” と名づけられた絵画作品はテーブルクロス、ベッドシーツ、カーテンなどとして作家自身やその友人によって実際に使用された後に展示されるというユニークな作品です。その作品に描かれているストライプのパターンや色彩は作家自身が日常生活で使用するための快適さにつながっています。

今回の展覧会では、本展のために制作したふたつのシリーズを展示します。“Story”シリーズはインターネットで見つけた画像の中にあるタオルなどを再現し、それを梱包するためのダンボールに描かれた絵画 ”packing for painting“といっしょに展示する作品です。そしてその作品タイトルは作家が制作中に考えた短い物語、つまり制作中の作家の頭の中をのぞき見るようなものになっています。もう一方の ”Cardboard paintings” シリーズは、作家本人にも理由は分からないが、頭の中からどうしても消すことができない、というハンドソープや洗剤のメーカーロゴをダンボールに描いたペインティングです。

※全文提供: シュウゴアーツ


会期: 2010年10月30日(土)-2010年11月20日(土)

最終更新 2010年 10月 30日
 

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